そもそもギタースケールとは?

ドレミが弾けたら次はコレ 魅惑のギタースケールの世界の画像

ギタースケールとは、ギターを演奏する上で基本となる、音の並びを意味します。要するに「音階」のことで、音楽を勉強する人たちにはお馴染みの言葉ですよね。

なんだかピンと来ないという人でも、「ドレミファソラシドがそのひとつだと言えば、わかってもらえるのではないでしょうか。

ギターでは、音を「C(ド)D(レ)E(ミ)F(ファ)G(ソ)A(ラ)B(シ)」で表し、ギタースケールの名称においても、ドから始まればCメジャーやCマイナー、レから始まればDメジャーやDマイナー、という様になっています。

アルファベットの文字と、ドレミファソラシドが一致する様にしておきたいですね。

基本はこれ!Cメジャースケール

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スケールの仕組みや理屈を理解することは、指板の配置を把握する意味でも大変有効です。

Cメジャースケールは、ギタースケールの基本中の基本と言われていますので、まずはこのCメジャースケールを理解し、音の位置を覚えることから始めてみましょう。

他のスケールを覚える場合にも、大変役立ちます。

Cメジャースケールの構成

Cメジャースケールの音の構成は、ド→レ→ミ→ファ→ソ→ラ→シ→ドで、ドから全音→全音→半音→全音→全音→全音→半音という感覚で推移しています。

これは、メジャースケール全てに共通した法則です。

Cメジャースケールの音の位置を覚えよう

まずはネットに公開されているスケール表や教則本などを活用し、Cメジャースケールを弾く際の、指版の位置を確認しましょう。

5弦3フレットがドですから、ここから「ドレミファソラシ・・」と上がったり、「ドシラソファミレ・・」と戻ったりを繰り返し、音の位置を確実に覚える様にします。

「ドレミ・・」と、音を口ずさみながら弾くと、頭に入りやすいかもしれませんね。

既にドレミが弾ける方ならおわかりでしょうが、ギターは、指板を1フレットずつ上がるにつれ音が高くなり、全音上げるならフレット2つ、半音上げるならフレット1つの指運びとなります。

また、解放弦の音は、それぞれ12フレット目と同じ音になっています。1弦だけで、音を上げたり下げたりしながら弾いてみるのも良いでしょう。

どの弦にも、他の弦と同じ音の出る位置がありますので、この位置関係を把握できる様になったら、もうしめたものです。

次に覚えるのはナチュラルマイナースケール

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Cメジャースケールをマスターしたら、今度はナチュラルマイナースケールにチャレンジしてみましょう。

ナチュラルマイナースケールとは、メジャースケールの6番目の音から始まる音階になります。ここでは、Cメジャースケールの6番目の音・ラから始まる「Aナチュラルマイナースケール」について解説します。

Aナチュラルマイナースケールの構成

Aナチュラルマイナースケールの音の構成は、ラ→シ→ド→レ→ミ→ファ→ソ→ラで、音の上がり方は、ラから全音→半音→全音→全音→半音→全音→全音と推移します。

この法則はマイナースケール全てに共通します。

Aナチュラルマイナースケールの音の位置を覚えよう

Aナチュラルマイナースケールも、スケール表で音の位置を確認したら、さっそく練習を始めましょう。

5弦解放のラから「ラシドレミファソ・・」と上がったり、「ラソファミレドシ・・」と戻ったりしながら、繰り返し弾いてみます。

すぐに気付くと思いますが、Aナチュラルマイナースケールを構成する音は、Cメジャースケールと同じですよね。

つまり、Cメジャースケールの音の位置を覚えれば、Aナチュラルマイナースケールも覚えたということになります。

ひとつ得をしたような気分ですね。