Ado【ギラギラ】歌詞の意味を解釈します!

楽曲紹介

Ado【ギラギラ】歌詞の意味を解釈!なぜギラつくべきなの?神様が左利きなら幸せになれる理由を読み解くの画像

Adoの新曲「ギラギラ」が2021年2月14日に配信リリースされました。

作詞作曲ボカロPてにをはが手掛けています。

容姿にコンプレックスを抱えるところは暗い楽曲に捉えがちですが、強く生きる決意を感じられるはずです。

主人公と同じように、何かしら悩みを抱える私たちには刺さる内容です。

この世を生き抜く力強さを感じてみてください。

題名にもなっているギラギラという響きは何を示しているのでしょうか。

そしてなぜギラギラするべきなのかに迫ります。

また歌詞の中に出てくる、神様が左利きなら幸せになれる理由を紐解いていきます。

MV紹介

MVYouTubeで公開されました。

映像は沼田ゾンビが手掛け、独特な世界観を表現しています。

レースの白い服をまとった少女と、黒い服を着た悲しげな少女の対比から始まります。

後者が主人公のようです。

間に天使が出てきて彼女たち2人を繋いでいます。

暗い少女の顔はどこかいびつで笑顔がありません。

今の自分に絶望しているかのような雰囲気を感じます。

白い服の少女が、黒い服の少女に訴えかけてくるのです。

最後にその白い少女をハンマーで叩き、主人公が自分で世界を切り開きます。

インパクトが強く、メッセージ性も秘めているMVは見応えがあります。

映像の描写が美しいのも特徴です。

自分と世界の対比、白と黒の色の対比もうまく表現されています。

動画であるのに、静止画となっているのでイラストの描写もわかりやすいです。

楽曲のテーマ【この世界で生きる強さと美しさ】

自分の容姿を嘆いても

自分の生きる世界は素晴らしいのに、自分の容姿は醜いのです。

その現実を嫌という程に感じています。

どんな容姿だろうが恋をするし、世間にマッチしていなくとも生きるしかないのです。

そんな風に卑下して、自分と世界の隔たりを歌っています。

しかし、嘆いているばかりではありません。

嘆いているばかりで現実が変わらないことを知っているからです。

それならば、自分の力で世界を変えてやる!という強い気持ちが出てきます。

その強さこそ、本当の美しさになるのです。

独特なAdoの世界観

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Adoの世界観は非常に独特です。

彼女の声を聴いた瞬間に惹きこまれてしまいます。

実際Adoは姿をメディアに公表しておらず、ミステリアスです。

誰にも真似のできない、深い表現力は圧巻されます。

「ギラギラ」に込められた想いをくみ取り、彼女らしい歌声で作り上げられた楽曲です。

大きなパワーを感じます。

そんな世界観に浸ってみてください。

歌詞の解釈!

自分と社会の隔たり

あーもう本当になんて素晴らしき世界
んで今日もまた己の醜悪さに惑う
だのに人を好きって思う気持ちだけは
一丁前にあるから悶えてるんでしょう

出典: ギラギラ/作詞:てにをは 作曲:てにをは

世界は美しいけれど、自分は醜い

普通ならそんな世界や世間を恨んでしまいそうです。

他の人と同じように人を好きにもなります。

しかし、そんな自分は世間で受け入れらないことも知っています。

とても冷静に、そして客観的に捉えているのです。

Ugly 正直言って私の顔は
そう神様が左手で描いたみたい
必然 この世にあるラブソングはどれひとつ
絶対 私向けなんかじゃないでしょう

出典: ギラギラ/作詞:てにをは 作曲:てにをは