片想いの歌
今、恋はしていますか?
どうやってあの人の連絡先をゲットしよう。
どうやってあの人を振り返らせよう。
どんな言葉で話しかけたらいいんだろう。
尽きることのない悩みや不安と葛藤しながら、恋に焦がれるものです。
今回解説していくのはエドガー・サリヴァンの「WONDERFUL WONDER」。
WONDERFUL WONDER
「WONDERFUL WONDER」はエドガー・サリヴァンのメジャーデビューEP『NEWS』(2019)に収録されています。
エドガー・サリヴァンは、メンバー脱退を経て、現在は男女2人組ユニットとして活動中です。
佐々木萌(Vo)の心をくすぐる歌声と詞、坂本遥(Gt)のポップなギタープレイがこの曲では炸裂。
唯一無二の世界観を描き出しています。
アニメ『みだらな青ちゃんは勉強ができない』のOPテーマとして起用されていました。
耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
MVをチェック!
YouTubeのエドガー・サリヴァン公式チャンネルには「WONDERFUL WONDER」のMVが公開されています。
楽曲の舞台である“学校”での主人公にスポットを当て、展開していくストーリー。
キャッチーなサウンドと絡み合うダンスや、ポップでコメディタッチな演出も見応えがあります。
主要キャストとして俳優の山崎光、ファッションモデルの青井乃乃、さらには多数のダンサーも出演。
ひとときも目が離せず、3分30秒があっという間に経っていきます。
舞台は“学校”
この曲の登場人物は2人です。
主人公と、主人公が思いを寄せる“君”。
MVを見てみると、2人は学生で主人公が男の子、君が女の子のようです。
舞台である“学校”のエッセンスを取り入れたフレーズも散りばめられています。
君のことを理解したいけど
わかんないこと多すぎ
「わかろうとしてる時点ナンセンス」
君の言葉、難しい
君の魅力もワンダーランド
出典: WONDERFUL WONDER/作詞:佐々木萌 作曲:佐々木萌
恋とは難しいものです。
どれだけ自分が相手のことを思っていても、相手が何を考えているのかは理解しようとしても仕切れません。
手に取るように分かればいいのですが、一筋縄ではいかないでしょう。
主人公もそんな恋の難しさに悩む1人。
君のことを理解したくてもできない、それはまるで“不思議の国”のようだと表現しています。
そんな不思議な国にいる君の難解さでさえも、主人公は愛おしく感じているようです。
悩んではいるものの、恋愛自体は楽しんでいるのでしょう。
何としても話したい
消しゴムかペンを貸したら
君と明日もしゃべれるから
たくさんの中身のペンケース
教室の隅ではち切れる
出典: WONDERFUL WONDER/作詞:佐々木萌 作曲:佐々木萌
こういった経験がある方は男女問わず、意外と多いのではないでしょうか?
何とか好きな人と話すきっかけを作るために、あらゆる手段を考えては試しての繰り返し。
たった一言でも言葉を交わすことができれば、もうそれだけで今日1日舞い上がってしまう…。
その嬉しさはどれだけ歳を取っても変わらない気がします。
また学生時代特有の固有名詞が多く登場。
青春っぽさが表現されており、学生の方もそうでない方も情景を頭の中に浮かべることができます。
頭の中は君でいっぱい
チャイムが鳴ったら逢いにいくね
夢中にさせて
a・i・a・i・a
出典: WONDERFUL WONDER/作詞:佐々木萌 作曲:佐々木萌