Emerald MusicはSAKEROCKの歴史が詰まった名曲！収録作品＆MVを解説！コードも♪

SAKEROCKはベストアルバム発表から2年後の2015年6月に解散します。

その理由は、メンバーのソロ活動が忙しくなりすぎたから…

星野源は映画『地獄でなぜ悪い』で演技が認められ、2015年の5月にはあの「SUN」をリリース。

ハマケンも在日ファンクや俳優業が忙しくなり、伊藤大地は常にレコーディングやライブに駆り出される日々。

才能がありすぎた故の解散でした。

ラストアルバムのタイトルは『SAYONARA』。

本当に最後のアルバムです。

ジャケットの画像を見てください。

このアルバムのために元メンバー2人も呼び寄せ、初めて5人でCDをリリースしたのです。

一度辞めたメンバーとも仲良く音楽が出来る。

これってまさにSAKEROCKらしいことです！

そのラストアルバムのTrack1、始まりを飾ったのは、メンバー5人で録った「Emerald Music」でした。

このバージョンではイントロのギターは無く、5人で息を合わせる音が聴こえてきます。

ピアノ・マリンバ・ピアノ、全てメロディー楽器のはずなのに不思議と調和していきます。

まさに完成版と呼ぶべきテイクです。

「Emerald Music」で始まったアルバムは「SAYONARA」という曲で終わっていきます。

インストは売れないと言われる日本で、孤高の存在で有り続けたSAKEROCK。

彼らそれぞれのキャリアが開けたのもこのバンドにいる時でした。

初めは自分の声が嫌いで歌えなかった星野源。

しかしこのラストソングでは大きな声でコーラスを入れています。

SAKEROCKは解散しました。

でもそれは終わりではありません。

彼らはこれからも音楽を続けていくだろうし、ここは終点ではなく通過点のはずです。

彼らが日本の音楽界へ蒔いた種はいつか芽吹く日が来るでしょう。

その日を楽しみに待っています。

読んでいただいてありがとうございました。