10-FEET【ハローフィクサー】歌詞の意味を徹底解説！何を砕こうとしている？破壊の先に待つものとは

京都発の3人組バンド、10-FEETが2019年7月にリリースしたシングル「ハローフィクサー」。

メッセージ性のあるバラードだった前作「太陽4号」からガラッと雰囲気を変えた作品です。

ボーカルTAKUMAの叫ぶような歌声は、伝えたい言葉をより深く心に届けてくれます。

リリース前から稲佐山での野外ワンマンライブや自身が主催する京都大作戦などでも演奏されていました。

今までとは違う新しい姿を見せてくれた10-FEETに魅了されたファンも多かったのではないでしょうか。

また、CDの完全生産限定盤には10-FEETのロゴ入りシューレースが付属していました。

CDのジャケット写真にあるスニーカーと絡めたGOODSは是非フェスに行く際につけていきたいですね。

「ハローフィクサー」のメロディーは聴く人の心を惹きつけて離しません。

ゆったりとしたスローなテンポのイントロはまるで口笛を吹きながら散歩をしているようなイメージです。

そこから一気に畳み掛けるかのように激しいロックナンバーへと変わっていきます。

一体「ハローフィクサー」はどんな曲なんだろう…？

おそらく事前に公開されていた映像でイントロとサビのみを聴いていた方は不思議に思ったことでしょう。

心に突き刺さるようなTAKUMAのシャウトの後はメインのサビになります。

サビは口ずさみやすい日本語詞であり、10-FEETらしさが存分に発揮されている部分です。

このメロディーの移り変わりが非常に斬新であり、何度も聴きたくなる秘密なのかもしれません。

「ハローフィクサー」は一見メロディー優先の楽曲のようですが、歌詞の中にも強い想いが込められていました。

ここからは歌詞の内容とともに楽曲に隠された"想い"を紐解いていきたいと思います

楽曲の中で淡々と歌われているこの部分は、メロディーに合わせて言葉を選んだかのように見えます。

しかし本質は、自分たちを高めていきたいという願いと現実との葛藤のようなものなのです。

様々な評判が飛び交う中、守ってきた信念を貫き通すにはどうすればいいだろうか…？

それならいっそ新しい道を探してみてもいいのかもしれません。

何事も攻めの姿勢で取り組んでいきたいという気持ちが挑戦への緊張感とともに歌詞に込められています。

心臓の高鳴りを表現している擬音がそれを物語っていました。

メロディーだけを切り取っても"斬新"という言葉にたどり着く「ハローフィクサー」。

10-FEETの新たな挑戦とはまさにこの楽曲の存在そのものなのでしょう。

ここで登場するのが"砕"という言葉です。

砕く、壊すというニュアンスが含まれています。

幼い頃に抱いた夢を叶えている人は果たしてどのくらいいるのでしょうか。

何かのタイミングで違う夢を見たり、方向転換して真逆の人生を歩んでいるかもしれません。

それでも信念を貫き通して夢を叶えた人は素晴らしいです。

しかしそれで終わりではないのが人生。

常に自分自身をアップデートしていかないとどんどん時代に取り残されてしまいます。

自分が築き上げてきたものがどれだけ立派であっても、一度リセットして再スタートしなければなりません。

"なぜ？"と問いかけている歌詞には古いものを壊すことへの抵抗も感じられました。

それは新しくすることで自分の価値観を全て見直すことになるからなのでしょう。