10-FEET「2%」
収録情報
「2%」は2004年1月に発売された、10-FEETの2枚目のアルバム『REALIFE』の1曲目に収録されています。
「2%」は、アルバム収録曲なのですが、ライブで演奏されることも多く、ファンからの人気もかなり高い楽曲です。
NAOKIさんが奏でる重厚感のあるベース音のイントロはインパクト抜群!!
そしてTAKUMAさんが歌う、メッセージ性のある歌詞がとても熱く、心に響きます。
10-FEETの3人は京都出身なので、彼らの歌詞には時折“関西弁”が登場します。
「2%」にも“関西弁”が歌詞に使用されていて、伝えたいメッセージをより際立たせているように思えます。
聴いていると言葉の説得力が増すような、スーッと心に入りこんでくるような感覚になってしまいます。
ライブで聴くとTAKUMAさんの心の叫びが重なって、さらに“熱い想い”となる、とても魅力的な楽曲ですよ!!
余談ですが……
以前ライブでTAKUMAさんが「ツーパーセント!!」といつものように叫びながらタイトルコールをしました。
それが不覚にも「スーパーせんとう」に聞こえてしまったわたし……。
Twitterを見てると、同じように聞こえた方もいるみたいでした(笑)
もしライブに行ってTAKUMAさんのタイトルコールを聞く機会があったら、ちょっと思い出してみてください!!
ミュージックビデオ
「2%」の歌詞
弱くてもいい
弱い人間やから解るんじゃあ!
何回言うたら解るんじゃあ!
優しいから悲しむんじゃあ!
「弱」と「強」は紙一重
何で他人のせいにするがじゃあ!
悔しさで大きうなるがじゃあ!
ほじゃきそこで耐えて笑うがじゃあ!
表裏一体の「哀」「楽」
出典: 2%/作詞:TAKUMA 作曲:TAKUMA
色々な経験をしてきたからこそ、人の弱さや辛さ、そしてその中に隠れている心の強さがわかるんです。
でも、世の中には色々な人がいて、わかり合えない時もあります。
強いばかりがいいことではなく、弱いからこそ理解し合えたり、心にそっと寄り添えたりするのです。
強さも弱さも、楽しいことも悲しいことも、歌詞では、紙一重や表裏一体と表現されていますが、本当にその通りだと思います。
悲しいことがあったら、その分楽しいことだってあるはずですよ!!
例えば明日があなたの最後の
「時間」なら 今日のあなたは
誰よりも優しい表情で
嗚呼白と黒の
映画で観た笑顔の様に
Why?なぜいつも
笑えないのだろう?
出典: 2%/作詞:TAKUMA 作曲:TAKUMA
平昌オリンピックスピードスケートで金メダルに輝いた小平奈緒選手がいつも心に留めていた言葉があります。
それは、ガンジーの“明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ”という言葉です。
小平奈緒選手はこの言葉を胸に、辛くて厳しい練習を行なってきました。
その結果、平昌オリンピックで見事金メダルを獲得したのです!!
わたしはこの「2%」の歌詞にも同じようなことを感じました。
もしも残された時間が僅かだとしたら自分はどうなるだろうか??と考えさせられます。
後悔のないように生きたい!という気持ちはみんな持っていると思います。
でも、実際に行動するとなると、また明日でいいか!なんて思ってしまいます。
その明日がもし最後の時間だったら……“また明日”なんて言葉、使えないですよね。
いつもそういう気持ちでいられたら、何かが少しずつ変わる気がします。
その積み重ねが、小平奈緒選手のように大きな結果となっていつか帰ってくるはずです。
僅かな可能性に賭けて信じ続けることが大切ですね。
幸せになるため……
いつかいつか土に還る
不安も忘れて大丈夫
僕らは幸せになるために産声あげた!
いつかいつかは皆還る
失恋も失業も君の莫大な経験に
出典: 2%/作詞:TAKUMA 作曲:TAKUMA
人間のいのちには期限があります。
でも、死ぬために生まれたわけではなく、幸せになるために生まれてきました。
不安ばかりを考えるのではなく、失敗したこともひっくるめて明日への糧にしていけばいいのです。
失恋や失業、他にも嫌なことがあったりすると、この世の終わりじゃないか……と思うくらい落ち込みますよね。
この先、いいことなんてもしかしたら無いのかもしれないとネガティブな言葉ばかりが頭に浮かんできます。
でも、それを経験したからこそ、同じ思いをしている人の気持ちが分かります。
経験しなければそんなこと考えもしなかったはずです。
それを乗り越えた先には、きっと“新しい自分”に巡りあえますよ!!
いつかいつかはまた会える
あの人にだってまた会える
別れも出会いも
君が大きくなるために
いつかいつかはまた会える
大人になっても大丈夫
あなたはいつまでも
笑うときは子供のまま Wow…
また会える子供のまま
出典: 2%/作詞:TAKUMA 作曲:TAKUMA
たとえ今は別れてしまっていても、いつかまた会えるチャンスはあります。
子供のときのように無邪気で純粋な笑顔のあなたにまた会えるのを楽しみにしています。
個人的に10-FEETのライブでこの楽曲を聴くと、またいつでもライブで会える!大人になっても大丈夫!と言われているように感じます。
何歳になってもライブ、行きたいですね〜♪♪