10-FEET「RIVER」
「RIVER」は、10-FEETがまだインディーズ時代の頃である、2002年10月に発売されました。
10-FEETの大ヒット曲
この楽曲はスペースシャワーTV、2002年11月のPOWER PUSHにも選ばれ、ロングヒットを記録しました。
結成後初の最大ヒット曲となり、今でもファンから大人気の楽曲です。
特徴的なサウンドと、感動的な歌詞が多くの人々の心を魅了しました。
10-FEETはこの曲のヒットをきっかけに、メジャーレーベルに移籍したので、「RIVER」はインディーズ時代のラストシングル作品となりました。
「RIVER」の元になった場所とは?
京都、鴨川が舞台
10-FEETの3人の地元は『京都』です。
結成当初は3人で上京し、共同生活をしながら活動していたのですが、「RIVER」発売後に彼らは地元に戻りました。
ライブ活動の多いバンドマンは、家を空けていることがほとんど……。
それなら、東京にいても京都にいても変わらない!!と思ったのだそうです。
すごい決断ですよね!でも、実家にいながら活動できるのは、お金もかからないし経済的だと思いました。
「RIVER」の作詞はギターボーカルのTAKUMAさんが担当しています。
この「RIVER」というのは、TAKUMAさんが昔、住んでいた場所の近くにある京都の鴨川のことを思って書いた歌詞だそうです。
TAKUMAさんは、よく鴨川で曲を作ることがあり、そのときの風景や感情がそのまま込められています。
「RIVER」が発売されて15年以上経っても人気なのは、“かつて見た風景”を感じ取ることができるからではないでしょうか。
ライブでは…
10-FEETが全国のライブやフェスで「RIVER」を演奏するときには、歌詞をご当地の川の名前に替えて歌ってくれます。
東京だったら隅田川、大阪だったら淀川、7月初旬に開催される『京都大作戦』では天の川だったり……
この部分が替え歌で歌われると、地元の人にとっては凄く嬉しいし、盛り上がりも最高潮になります。
川の名前って、実はあんまり知らなかったり、どこに流れてるのかよく分からなかったりしませんか?
10-FEETのライブは、そのライブハウスに一番近い川の名前で歌ってくれるので、地元の川を再確認できちゃいます(笑)
そもそも地元の川くらい、覚えておかなきゃですね!!10-FEETの地元愛を見習います!!
「RIVER」の歌詞
TAKUMAさんが鴨川を思って書いた歌詞を徹底解釈していきたいと思います。
熱いメッセージを紐解く
It's just a waste of time if you can't do anymore Do your best and lay back and leave the rest to God
出典: RIVER/作詞:TAKUMA 作曲:TAKUMA
行き詰まっているときは、気持ちも焦っているので、空回りしやすいです。
やれるだけやったのだからあとは運に任せてゆっくりしなさい!という温かい心を感じました。
意味と原因と偶然が個々に
寄り添い一つになる 時流れゆく事が決して
年老いTAKE事じゃない 君がただ居るだけで
生き甲斐になる人がいる事 聴くだけで聴くだけで
突き刺さる詩と 枯れるまで流れゆく河
出典: RIVER/作詞:TAKUMA 作曲:TAKUMA
鴨川を思って書いたということは、大きく捉えると、地元を思って歌っていますよね。
この楽曲リリース後に、拠点を京都に戻しているので、歌詞には地元への思いが溢れているような気がします。
いろいろなタイミングがバッチリ重なったときに、一筋の道が見えてきます。
メンバーにとっても、10-FEETとしての人生を改めて考えるきっかけになったのでしょうか。