「イナメトオル」とは!?

主に動画投稿サイトで40mPとしてボーカロイドを用いた作品を発信し続けていたが、2015年春より「イナメトオル」名義で活動を開始した。 名前について「イナメ」は自身の身長が170cmであることから「イナメ」とし、「トオル」は本名であると言われている。 40mPとしては東京国際フォーラム等でコンサートも行っていたが、イナメトオル名義では初のワンマンツアーとなる「イナメがトオル。」が2015年秋より開始する。 その他、2015年11月4日にイナメトオル初のCDアルバム「1.7m」が発売決定。 ポップにロックさを含ませつつ、時にジャジーな一面も見せる抜群のセンスを持ったイナメトオルの爽やかな楽曲達を少しだけご紹介したいと思う。

人気ボカロPの40mPこと「イナメトオル」人気曲の歌詞の意味を徹底解説の画像

1.トリノコシティ

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トリノコシティ

モノトーンを基調とした孤独な世界を表したMV

3、2、1でどこか不安な空気を漂わせるピアノのイントロから一曲は始まる。

完全なモノクロとまではいかないが、黒っぽい背景に白っぽい画面の中でイナメトオルが歌う。
全体的にモノトーンの雰囲気を出して構成されている。

実際に見えている世界はモノクロではないけれど、孤独を感じるが故に世界の色鮮やかさが消えてしまったかのような心情を表したMVである。

「トリノコシティ」の歌詞

時間だけいつも通り過ぎていく
1秒ごとに崩れていく世界
歪んだ景色に塗りつぶされた
真実はいらない 偽りでいいの

自分だけどこか取り残された
色のない世界 夢に見た世界
傷んだ果実を捨てることすら
1人じゃ出来ない 傍にいてほしくて

出典: トリノコシティ/作詞:40mP 作曲:40mP

トリノコシティ歌詞の解釈について

0が1になるように人との出会いがあるけれど、そこには間違いだらけのコミュニケーションがある。 過去と未来が交差する現在で、どこへ進めばいいのかわからなくなってしまった自分。 テストの答案を模索するかのように、正しい自分を証明しなければいけないことに焦り始める。 時が経つのが早く感じるほどに。 アダムとイヴは禁断の果実を食べたけれど、自分の眼の前にある果実は傷んでいる。 それならば捨てるだけ。捨てるだけなら一人で十分。 そんな孤独に浸ってしまう。 昼から夜に変わる間、会いたいけれど会えない誰かを想う。 嘘とも本当とも決めつけることができない物事のなかで、窒息しそうな閉塞感に包まれる。 「好きと嫌いを繰り返すうちに信じられなくなった愛なんてもういらない」 そう表面では思いつつも、 世界が崩れていくように感じるほど、偽りでも傍にいてほしいと望んでしまうほど、本当は孤独に耐えられない。

2.シリョクケンサ

シリョクケンサ

眼鏡フェチ必見MV

イケメン×眼鏡という最強の組み合わせで終始イナメトオルが歌うMV。
ファンにはたまらないっ!ファンじゃなくても惚れてしまうはず・・♡笑

シリョクケンサというタイトルの通り、時には視力検査をするイメージのシーンも!
ポップかと思いきや、ロック調のギターから始まり、終始鳴り続けるギターのメロディーがこの曲の味を引き立てている!!

シリョクケンサの歌詞

シリョクケンサ 消えかけの僕が 悲しげに微笑む
忘れないで 君の中に 本当の僕がいる

目に映るものだけを
信じることしかできない
僕も君も同じだ
だからこそ今だけは
その心に焼き付けてよ
君が知らない僕を

出典: シリョクケンサ/作詞:40mP 作曲:40mP

シリョクケンサ歌詞の解釈について

まさに恋愛を視力検査に例えた一曲です! 隠した方の左眼と、右眼で実際に見えている僕の姿は違う。 左眼と右眼、二重線のように僕が映っていると思う。 でも忘れないで欲しいのは見えている僕が全てじゃないってこと。 君が表面的に見ている僕は偽物かもしれないってこと。 視力検査でするように指差しで教えて欲しい。 僕の心の隙間を。。 「君」は視力が悪いから矯正してあげたい。 僕をちゃんと見て、愛してもらえるように。 視力の悪い君からは段々僕の姿がぼやけていく、 だけど実際に見えている僕じゃなくて 君の中にいる僕をちゃんと思い出して欲しい。 視力が悪くなっていくように 共に過ごした思い出が消えていく。 僕の心の隙間さえ見えなくなってしまうなら 僕が本当の僕を勇気を出して伝える。 ・・こんな感じの解釈でしょうか( ´ ▽ ` )ノ