虹(NIJI)
サビがとってもメロディアスなRAINZの「虹(NIJI)」。
元気づけられるだけではなく、その爽やかな世界観、恋人のようなドキドキ感と、切なさも感じさせる曲です。
発表から約1年。今回は現在も多くのフォロワーを生み出すこの「虹」について徹底解説していきます。
MVはどんな意味が込められた演出なのでしょうか?
また、楽曲にはどんなメッセージが込められているのでしょうか?
一緒に紐解いていきましょう。
映像に「虹」は一切でてこない

MVはホームパーティが始まり、終わる一連の過程を追っているシーンが基本です。
外に雨は降っていますが、「虹」の映像は一切出てきません。
それにも関わらず「虹」を強くイメージし、雨上がりの爽やかな印象を受けるREINZの曲「虹」。
リスナーにそう感じさせる要素はどこにあるのでしょうか?
7色=7人であること
虹は7色であるように、構成メンバーが7人です。
それぞれが美貌であるだけではなくしっかり個性を併せ持っています。
これといって歌詞にも示唆されておりませんが、虹の7色のカラフルなテーマを扱うにはベストマッチです。
7人のピュアさ
少年のようなあどけなさが残るメンバーのルックス。真摯でひたむきさもMVでは伝わってきます。
その美貌だけではなく、未完成ゆえの脆さも併せ持つ純真さと爽やかさがリスナーをドキドキさせるでしょう。
「虹」のイメージとマッチさせています。
7人の日本語のうまさ
母国が韓国のメンバーの7人。日本語で歌うさまは、日本人にとってとても新鮮に聞こえます。
時には日本語が可愛らしくも聞こえるボーカルは、流暢であっても鮮度が損なわない輝きと爽やかさがあります。
「虹」のシーンにぴったりです。
最後の椅子
パーティが終わり、最後のシーンで7人が居なくなります。
MVのエンディングで映る7席の椅子がとても印象的です。
なにかのメッセージと受け取ってしまいますね。どういう意図があるのでしょうか?
笑顔の君を
最後の歌詞を謳い切った後に突如、7席の椅子が残されます。
これは「君を慰める存在」としてメンバーが描かれているように受け取れます。
「君」を励まし、笑顔の虹であることを伝えた後、唐突に画面から消えるようにいなくなりました。
音もフェードアウトしません。メンバーを「幻」のような存在に仕上げたい意図が見えます。
また、ふっと消えてしまう、貴重な存在としてメンバー自身が「虹」であるという推察も可能です。
どのような意図が答えなのかは、実際にMVを見たリスナーそれぞれの捉え方に委ねられると思います。
現在の活動休止とつながる
唐突に消え入るシーンは当時の無期限活動休止を示唆しているようにも捉えられます。
いわば「さようなら」と別れを伝え、去っていくシーン。
リスナー、そしてレインジャーへのメッセージとしても受け取れます。