「閃光少女/東京事変」のミュージッククリップが新たに公開？！新旧動画比較！【歌詞情報あり】

「貴方」の過去も未来も知らないけれど、いまこの瞬間だけは把握できるということですね。

誰かの過去の記憶でも未来の手がかりでもない、今この瞬間に認識される存在でありたい。そんな願いがこめられたフレーズといえるでしょう。

わたしたちの命は死に向かって、この瞬間も止まることなく削られています。その限りある命＝時間を使っているのだから、より短時間・一瞬で誰かの記憶に焼き付いてほしいということをここではいっているのでしょう。

誰の記憶にも残らず後世になにも残さず死んでいけば、自分の生はなかったことと同等になってしまいます。年齢を重ね死期が近づくほどそのことにとらわれるようになる傾向にありますが、年齢関係なく今この瞬間になにかを残しながら生きていくことが、より豊かに生き、満ち足りて死ぬために重要だといえるでしょう。

一瞬一瞬を最後の瞬間だと思って生きていきたい、ということでしょう。いつ死んでも大丈夫なように、そして誰かの目に映る最後の自分は光った状態でありたい、とも解釈できます。

林檎さんもひとつひとつの映像やライブ、インタビュー、コメントなど、いつどれを見ても魅力たっぷりです。そんな光り続ける林檎さんが述べる（歌う）フレーズですから、説得力が大いにあるのは言うまでもないでしょう。

それでは「閃光少女」をざっくり理解できたところで、上述のビデオクリップ集「Golden Time」に収録されているPVをふたつご覧いただきましょう。

まさにわたしたちの今に閃くような林檎さんの生きるパワーに圧倒されることでしょう。五感、というわけにはいきませんが聴覚と視覚をフル活用してみましょう。

最初から最後までエンターテインメント！で終始楽しいPVです。

カラフルだけどまとまった色彩センスや、あらゆるモチーフや道具を巧妙に使いまさに「新しい」表現の数々を楽しむことができます。浮雲さんのグランジ&変態的な動きがたまりませんなあ。

英詞も終始続きますが、事変のライブでの公式和訳もあるのでいざというときはご安心を。

「新しい文明開化」とは対象的に、セピアカラーが美麗でシックな「能動的三分間」のPVもぜひチェックを。きっちり三分というこだわりぶりもグレイトですね。

ガムの「キスミント」のCMでも披露された林檎さんのムーンウォークもこの映像で見れちゃいます。

以上、「閃光少女」のPVをコアに、東京事変の楽曲のいくつかをご覧いただきました。

林檎さんから今を閃くパワーをいただいたら、さあ今この瞬間から誰かの最後の瞬間だと思って精一杯生きましょう！