アルバム表題曲『XXL』
2ndアルバム『XXL』
すっかりメジャーになった「盆地テクノ」ミュージシャン岡崎体育さん。
彼の会心の力作アルバム『XXL』！
今回はその表題曲『XXL』をご紹介します。
アルバムの1曲目に収録されたかっこいいEDMナンバーである『XXL』。
一見、意味不明な歌詞を独自に解釈してみました。
「限界突破」したものとは一体？
独特な岡崎体育さんのセンスに注目！
『XXL』はどんな曲？
攻撃的なEDM曲！
代表作『MUSIC VIDEO』、『感情のピクセル』とは違ってこの曲はゴリゴリのEDMです。
アルバムを「10万枚売るぞ！」とSNSで気合を入れて宣伝していただけあって、1曲目から攻めています。
ポップさを期待した人はおどろくかも。
色んなジャンルの曲を作れる岡崎体育さんではありますが、本来はテクノ・ミュージシャン。
電気グルーヴに影響を受け、出身地にちなんで「盆地テクノ」を自称しています。
この曲に似ている？
残念ながら、YouTubeにはご紹介できるような『XXL』の動画がありませんでした。
なので、比較的似た曲の動画をご紹介したいと思います。
同じく『XXL』に収録されている曲『Open』。
ここまでヒップホップ寄りではないですが、客席の雰囲気は近いものになりそうです。
著者の個人的な感想ですが…
バンド『Fear, and Loathing in Las Vegas』のようなトランス曲だなと思いました。
ネットで見かけた意見では『POLYSICS』に似ているという声も。
『XXL』は各音楽配信サイトなどで視聴できますので、探してみてくさい。
『Open』自体もすごくかっこいい曲ですよね。
歌詞は『XXL』より分かりやすい自己紹介ソングになっています。
歌詞をご紹介！
音楽業界を風刺？
楽勝 不埒な商売 甲斐性なんか捨て放題
ガラクタ産業 マダファカ乱用 貪る電子睡眠
出典: XXL/作詞:岡崎体育 作曲:岡崎体育
デビューしてあっという間に売れた岡崎体育さん。
彼ならば「楽勝」と言ってもおかしくありません。
（もちろん大口を叩く「イキリキャラ」を演じているだけですが。）
ミュージシャンは収入が安定しない場合も多く、自ら「甲斐性」を捨てているようなもの。
「不埒」はネガティブな意味が強い言葉です。道徳や法律に外れた行為を表します。
また、「ガラクタ産業」もネガティブなイメージですね。
使い物にならない物を無理やり売っているという状態を指すのかも。
「マダファカ」はラッパーが良く使う「マザー・ファッカー」という英語のことです。
汚い言葉なので使うことはおすすめしません。
人を激しく非難する際に使う言葉なので、「乱用」ということはかなり腹が立っています。
もしくは、イライラしている状態なのかも。
「貪る電子睡眠」の意味は良くつかめませんでした。
パソコンの前で突っ伏して寝てしまったり、スマホを片手に寝てしまう状態のことなのかなと思いました。
無理やり解釈したので違っているかもしれません。
忙しいのに収入が少ない状態を表したという印象です。
いわゆる「愚痴」を言っている歌詞というわけですね。
ハイテンション うぜぇ 落ち着けグルーピー風情
風斬る原チャ ワチャワチャと(スタッカート)
出典: XXL/作詞:岡崎体育 作曲:岡崎体育
この部分の歌詞が始まる直前に「フォー！」という叫び声が入ります。
岡崎さんが原チャリで走っているときにうるさい集団と鉢合わせたのかもしれません。
その体験をそのまま歌詞にしているんでしょうか。
「マザファカ乱用」するほど機嫌が悪かったので余計「うぜぇ」と思ったんでしょう。
「グルーピー」はもう死語ですね（笑）今はなかなか使わないでしょう。
熱狂的なファンを指して言います。熱狂的過ぎて非常識な行動が多いというようなネガティブなイメージも。
「スタッカート」は音楽の授業で習ったかと思います。
一音符づつ区切って短く演奏することを示す符号のことです。
「ワチャワチャと」と「スタッカート」の個所はちゃんとこの指示通りに1音づつ短く歌われています（笑）
