「NO MORE DREAM」となったデビュー!
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日に韓国のボーイズヒップホップグループとしてデビューしました。
韓国名は「ばんたんそにょんだん」です。
同時にミニアルバム『2 COOL 4 SKOOL』を6月12日に発売。デビュー曲が「NO MORE DREAM」になります。
アルバムタイトル名は「Too Cool For School」で「学校生活に超刺激的」というような意味でしょうか。
2013年9月11日ミニアルバム『O!RUL8,2』、2014年5月14日『Skool Luv Affair』と共に「学校シリーズ」と言われています。
メンバーの服装は黒を基調としたヒップポップ系のイカツイ少年たちで、当時のアイドル路線とは少し趣が違っていました。
「防弾少年団」のコンセプトは次のように公式発表されています。
グループ名の由来は、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自分たちの音楽を守り抜くという意味を込めている。
出典: https://bts-official.jp/profile/
メンバーは若者に向けたメッセージを発信していくとして作詞・作曲にも参加し、K-POP界に新風を起こしました。
最初のイメージはメジャーさに欠けていましたが、しっかりしたコンセプトを持っていたことで若者を中心に人気が広まりました。
曲自体もメッセージ性のあるラップとサビのポップなメロディーラインが上手く結合し、世界に通用する音楽性が当初からありました。
ラップはあまり聞かなかった若者も、BTSの力強いダンスパフォーマンスの魅力に引き込まれていきました。
そして2013、2014年と韓国の音楽新人賞を総なめにし、今日の数々の世界的な大きな賞受賞へと進撃し続けています。
「夢」がすべての始まりだった!
「夢」を持つ少年たち集まる!
2010年、所属事務所Big Hitエンターテイメントが「防弾少年団」のメンバーを募集するオーディションを開きました。
すでに練習生としていたRM(キム・ナムジュン)とラップ対決をする形で選抜しました。
そこで、ラッパーを目ざすシュガ(ミン・ユンギ)とジェイホープ(チョン・ホソク)たち数名が合流しました。
当時はダンスではなく、ラップ中心だったようです。
その後ユニットにおけるコンセプトが変更になり、幾人かのメンバーがグループを離れていきました。
そのため残った3人で「防弾少年団」のデビューを待つことに。
デビューできるのかどうかの不安な気持ちを3人で支え合ったということです。
そして、事務所のスカウトによりジョングク(チョン・ジョングク)、ジン(キム・ソクジン)、ブイ(キム・テヒョン)が入り、
最後にジミン(パク・ジミン)が入りました。
後から入ったメンバーは新しいコンセプトによりスカウトされただけあって「防弾少年団」としての才能はすでに開花していました。
辛い練習生時代!だから今がある
K-POPでは平均で約2年ほどの練習生期間があり、歌やダンスなどのスキルを磨いてからデビューするそうです。
そこまでしてデビューしないとK-POPでは生き残れないんですね。
しかもその間に掛かったレッスン費、家賃などは借金としてデビュー後に返していかなければならないので、かなり必死なものです。
元々ダンスオーディションで合格したジェイホープ以外、ダンス未経験なRM、シュガ、ジンは苦手なダンスの振りを懸命に練習。
ジョングクはさらにダンスパフォーマンスを磨くためにアメリカに約2ヵ月間、メンバーから離れレッスンに行きました。
ジミンは一番最後にメンバーとして加わり、メンバーに追いつくのに睡眠時間を削って練習をしたそうです。
ブイはグループの「秘密兵器」の非公開練習生として、デビュー前にメンバーとMVなどに出られず寂しい思いをしていました。
互いに一つの家族として共同生活を始めて、ぶつかり合いながらも素晴らしい「兄弟」になりました。
年下のメンバーは年上メンバーを親しみを込めて「ヒョン(お兄さん)」と呼んでいます。
リーダーこそ頭脳明晰で事務所所属年数の長いRMですが、
RMより年上のジン、シュガ、ジェイホープの包容力はメンバーの精神力を支えとなっています。
研修生で苦労している間も、ラップではメジャー前から有名だったRMとシュガたちはラップの腕を磨き、
作ったミックステープをSNSで公開しアピールしていきました。「卒業」「学校の涙」などの良い曲があるんです。
「NO MORE DREAM」の日本語歌詞をご紹介
翌年2014年6月4日に日本デビュー。
日本語バージョンのシングル『NO MORE DREAM-Japanese Ver.-』も発売しました。
2014年12月24日発売の日本1stアルバム『WAKE UP』にも収録されています。
日本デビューの宣伝カーもヒップホップ感たっぷりですね。
夢を見つけたら迷わずGO!
お前のBIG な夢は何?
お前のBIG な夢は何?
お前のBIG な夢は何?
JUST GO 行けるまで
出典: NO MORE DREAM-Japanese Ver.-/作詞:PDOGG・”HIT MAN"BANG・RAP MONSTER・SUGA・J-HOPE・SUPREME BOI・JUNG KOOK・日本語歌詞:Daisuke"KM-MARKIT"Kawai 作曲:PDOGG・”HIT MAN"BANG・RAP MONSTER・SUGA・J-HOPE・SUPREME BOI・JUNG KOOK
出だしは、RMのラップ。「夢を持って生きているか」というメッセージ性の強い問いかけです。