【一件落着ゴ用心/イヤホンズ】◯◯のオープニングテーマソング！リズム感のある歌詞&MVを徹底紹介！

ももいろクローバーZやでんぱ組.incなど多くのアイドルやアーティストに歌詞を提供している只野菜摘と、2017年の連続ドラマ小説『わろてんか』の音楽を担当した横山克のタッグ曲です。

実にポップでキッチュな「いかにも」なアイドルソングに仕上がっています。

秋葉原のネオンも眩しく、イヤホンズの3人がポーズを決めつつ登場する冒頭。続いて出てくる男性は1981年の『太陽戦隊サンバルカン』以降、数々の特撮ソングを歌ってきた串田アキラさんです。

串田さんは姿を表すだけでなく、ボーカルとしても参加しています。秋葉原の文化を守るために立ち上がったヒーローの一人として立ち上がるイヤホンズを導く大先輩としての登場でしょうか。

4分44秒のMVの中には2回、「スクリーンショットタイム」が用意されています。スクリーンショットを取りやすいようにイヤホンズ3人の決めポーズを止め絵で表示してくれるのです。親切ですね。

2コーラス目にはスマホ用でしょうか、縦長画面対応のスクリーンショットタイムもあります。

画面には常に「一件落着ゴ用心 2017.2.15 ON SALE」と表示されています。スクリーンショットをスマホやタブレットの壁紙に設定して、周囲の人に見せてまわると宣伝にもなりますよ。

串田アキラさんのスクリーンショットもとれます。

よく考えて設計されたMVは見て楽しく、使ってよし。MVもこれからは実用性の時代でしょうか?!

「一件落着ゴ用心」には歌だけでなく台詞が入っています。客演の串田アキラさんが熱く語りかけます。

21世紀の少年少女は串田さんの熱弁をどのように受容するでしょうか。昭和の少年少女だった人たちにとって、数多の特撮・アニメソングを歌い上げてきた串田さんの声は、とても聞き慣れた声です。

熱量のある声で特撮・アニメの世界を歌い上げてきた串田さんの声で危機を告げられると、昭和の少年少女は発奮するところですが、現代を生きる少年少女には伝わるでしょうか。

「真の幸福とは、正義と平和にある」とは、含蓄がある言葉です。これを信じて串田さんに「よろしく」されてしまっては、がんばらない訳にはいきません。

秋葉原の文化を守るスーパーヒロイン・イヤホンズには、串田さんの激励を受けて、さらなる飛躍を遂げてほしいものですね。

「秋葉原の文化を守るために立ち上がったヒーロー」をイメージして制作されたという「一件落着ゴ用心」には、昨今の秋葉原ユーザー（?!）に向けての警告も、少し盛り込まれています。

「スーパーヒロイン・イヤホンズからのお茶目なお叱り」といった感じに書かれていますが、実は秋葉原を訪れる、いわゆる「ヲタク」のモラルが低くなったという声があるのは事実。

そういう実状も鑑みての歌詞であると言えましょう。秋葉原でなくともそうですが、何ごとも社会のルールを守って楽しみましょう。順番を守れない悪い子はイヤホンズにお仕置きされますよ！

1コーラス目のサビ部分です。かなり早口で歌わなければならない部分があるのですが、これを明瞭な発音で歌うことができるイヤホンズの面々は、さすが声優、喋りのプロです。

「ようこそ　私と握手をしよう／罪を憎んで誰も憎まない」にスーパーヒロイン・イヤホンズの正義のポリシーが見えます。

最後のリフレイン部分には「ゴゴゴゴゴ」と、もしかしたらこの曲のキーポイントなのかもしれない「ゴ」がたくさん連なっています。

「一件落着ゴ用心」の「ゴ」だけがカタカナであることと、何か関係があるのでしょうか。「ゴゴゴゴゴ」と「ゴ」がたくさん並ぶと、ある少年漫画を思い出す人もいるかもしれませんね。

ここに取り上げたような愉快な歌詞を歌うことができるのも「一件落着ゴ用心」という曲の魅力です。