THE YELLOW MONKEYとは?
THE YELLOW MONKEY(ザ・イエロー・モンキー、略称:イエモン)は1988年結成のロックバンドです。12年後の2001年1月に活動停止した後、2004年7月7日をもって解散しました。
解散から12年後の2016年に再結成され、ロックファンは歓喜に包まれます。「イエモン、サル年に復活」とスポーツ紙紙面を飾ったのがとても印象的でしたね。
ボーカル・ギター担当の吉井和哉は「このTHE YELLOW MONKEYは生涯解散することはありません」とバンド活動の永続を宣言しました。
とはいえ、どうなのかな?またそれぞれやりたいことがあって、一緒にバンド活動できないから解散ということもあるかもしれません。
再集結後
再結集後初となる通算25枚目のニューシングル『砂の塔』をリリース。
まさに15年ぶりに表舞台に“帰ってきた”彼らは、PVで「帰還」というコンセプトぴったりの『帰ってきたウルトラマン』とのコラボレーションを果たします!
『帰ってきたウルトラマン』は彼らにとっては子供の頃ワクワクしながら見ていた番組だったかもしれません。
「申年解散・申年復活」といい、「帰ってきた」つながりといい、結構ダジャレがきいているのは、メンバー全員が50代越えだからなのかも・・・・・・
全員180センチ以上という高身長を誇るバンドメンバーは、吉井和哉(ボーカル・ギター)、菊地英昭(ギター)、廣瀬洋一(ベース)、菊地英二 (ドラムス)の4人。
バンド名の由来
バンド名の「イエローモンキー」は、主に西洋圏で使用される東洋人に対する蔑称であること、ご存じでしたか?どうしてまたそんなネガティブワードを選んだのでしょう?
そもそも吉井が自身のイニシャルである「Y」から始まる英語を辞書で探していたことがきっかけ。結成前に「ダサくてシニカルな名前にしたい」と考えていた吉井により発案されていたといいます。
吉井は名称に込められた思いとして「洋楽へのコンプレックスがあった」ことを語っています。
さらに「日本のロックにこだわりをもっているが、『日本のロック』という言葉には既に洋楽へのコンプレックスがあり、それは永遠に消えない」と述べるほど。
なんか、インテリですね。
そうしたコンプレックスが、本場のロックをしのぐ熱い演奏を実現しているのです!
公式サイトで動向をチェック
THE YELLOW MONKEY | ザ・イエロー・モンキー オフィシャルサイト
THE YELLOW MONKEY[ザ・イエロー・モンキー]オフィシャルサイト。
バンドの誕生日である12月28日に日本武道館で行われてきた特別公演「メカラ ウロコ」。
今年は「THE YELLOW MONKEY SUPER メカラ ウロコ・28 -九州SPECIAL-」を開催します☆
今回初めて東京を離れ福岡で開催されます。また、イエモンが「福岡ヤフオク!ドーム」でライブを行うのは今回初なのです!
『聖なる海とサンシャイン』とは
驚くべきPVの構成
『聖なる海とサンシャイン』のPVは当時としては非常に斬新な構成でした。
シングル作品で唯一演奏シーンが一切ないのです!一見すると、短編映画のような作りになっていて、女優の西田尚美が出演しています。
監督を務めたのは高橋栄樹。彼は1997年にSPACE SHOWER Music Video Awardsで、ベストディレクター賞を受賞するほどの映像の旗手。
イエモンの吉井に「第五のメンバー」とまで言わしめたほど、イエモンのPVなどに深く関わっています。
その高橋が「ある意味、僕のMVの到達点」として『聖なる海とサンシャイン』のミュージック・ビデオを挙げているのです。
監督曰く、菊地英昭の文字を指で追うシーンがギター、菊地英二のタイプライターを叩くシーンがドラムを示しており、メタファーで演奏シーンを表現しているのです。
活動停止1年前の楽曲であることも、もしかしたら演奏シーンのないことにつながっているのかも知れません。