彼女と関わったことが運命を大きく動かした
混在した運命が 交わったなら点となり
突き動かされるまま ゆっくり幻想を映し出す
出典: シンシアの光/作詞:Hiroki Arai 作曲:Hiroki Arai
この世には数えきれないほどの人が居るのに、実際に深く交われる人というのはほんの一握りです。
それこそが奇跡だと言えますが、この部分では「交わったのなら何かが動き出す」という内容が描かれています。
確かに人との関わりというのは、人生を左右する一番大きな要素ではありますね。
あの日泣き顔を見せたその人と主人公が交わったことも、その運命を大きく動かしていくというのでしょうか。
もう一度彼女の笑顔を取り戻したい
ずっと鳴り止まないのは 光、輝きの音
どんなに強い風が僕をさらっても
シンシア 時を越えて 笑顔に戻れるから
心 歌え 宙を伝え 僕を待つ空に響け
ring for Cynthia
出典: シンシアの光/作詞:Hiroki Arai 作曲:Hiroki Arai
主人公が遠くに見据えていた希望の正体がなんなのかがここに来てわかってきました。
彼はあの日泣き顔を見せたその人を必ずまた笑顔にしてみせると奮闘しているのです。
彼女をまた笑顔に出来るまで、自分は何があっても諦めない。
その強い心が希望を感じさせていたのです。
シンシアは月の女神
シンシアというのはその女性の名前。そしてこんな意味もありました。
Cynthia は月の女神アルテミスの別名キュンティアーの英語読み。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/シンシア
シンシアは月の女神。
先述の「月の裏側」という表現はまさしく彼女の悲しみを表したものだったのですね。
笑顔を取り戻させる戦いの中で
追い打ちを掛けるような悲しい出来事
激しさ 声は空を切って
集めた夢こぼれていく
誓い合って笑う昨日が目の奥で滲んだ
出典: シンシアの光/作詞:Hiroki Arai 作曲:Hiroki Arai
ここで表現されているのはきっとシンシアとの出来事ではなく、主人公と別の仲間との出来事ではないでしょうか。
シンシアに笑顔を取り戻させるための戦いの中で、夢を誓い合えるような仲間に出会った主人公。
しかしそんな矢先、2人の夢が踏みにじられるようなことが起こってしまったのだと感じます。
激しい叫び声はそのときの絶望を表したもの。
昨日は笑い合っていたのに、今日は何が起こるかわからない…運命とはときに残酷なものです。
悲しみを乗り越えるために
潜在した真実に 行き場を遮られて
怯えた僕は未来を変える 幻想を映し出す
出典: シンシアの光/作詞:Hiroki Arai 作曲:Hiroki Arai