2018年は大規模な全国ツアーを開催!

今年2018年は、小田和正のファンの方にとって嬉しい1年となりましたね。

まずは、5月4日から始まっている全国ツアー今年70歳になる小田和正は、年齢をものともせず全国21ヶ所48公演を行う予定です。

あの歌声が生で聴ける機会を逃すまいと、すでにチケット争奪戦は大変なことになっているようですが、無理もないことですね。

ライブでは、小田和正はほとんどメインステージにいないほど花道を歩き回り、観客みんなの顔を見て歌います。

縦横無尽に張り巡らされた花道を、時にはダッシュで駆け抜けることも!かつては、自転車に乗っていたことさえありました。

スタッフは転びでもしたら大変と、かなり心配しているようですが……。

メインステージで歌を披露するのはせいぜい2~3曲、その他はセカンドステージや花道にいるので小田和正のライブではどこが当たり席か当日までわからない、といってもいいかもしれません。

単純にアリーナの前方がよく見える席、とも限らないのですから。でも、またそれが小田和正のライブの醍醐味だったりもします。

明治安田生命と組んで20周年!

そして今年は、小田和正と明治安田生命がタッグを組んで20周年にあたります。

TVCMでもおなじみですよね。「言葉にできない」や「たしかなこと」など、数々の名曲が明治安田生命のCMを彩ってきました。

なんとなくテレビをつけていても、小田和正の声が流れたらつい振り返ってしまう。とてもTVCMとしてはインパクトを放つものだったといえるでしょう。

限定であのCMのオリジナルバージョンも作れる!

現在明治安田生命のサイトでは小田和正とのコラボ20周年を記念して、様々なコンテンツが限定で用意されています。

過去のCMや、6月からは小田和正の過去のツアー映像も公開されるようですよ。これは貴重ですね。

そしてユニークなのが、オリジナルCMを作れるというもの。

自分の好きな写真を使用して、かつて明治安田生命のCM使用された小田和正の曲「言葉にできない」「たしかなこと」「愛になる」から1曲を選んで作成します。

筆者もチャレンジしてみましたが、自分の人生の思い出のシーンがあの声に包まれると何だか胸が熱くなってしまいました。

皆さんも、是非一度試してみることをおすすめします。予想以上に感動しますよ。

「この道を」

ドラマ「ブラックペアン」主題歌

【この道を/小田和正】ドラマ「ブラックペアン」主題歌!フル歌詞とともに魅力を徹底紹介♪の画像

今回ご紹介する「この道を」は、約5年振りとなる4曲入りの30thシングルの中の1曲としてリリースされました。小田和正が70歳代に突入してから初めてのシングルとなります。

二宮和也が主人公を演じる医療ドラマ、「ブラックペアン」の主題歌として書き下ろされたということ。

「ブラックペアン」は、デビュー作「チーム・バチスタの栄光」が「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、大ベストセラー作家となった海堂尊の小説「ブラックペアン1998」が原作。

孤高の天才外科医を中心に話が進んでいくダークな雰囲気のドラマに、優しく透き通る小田和正の曲が絶妙なバランスで寄り添っています。

主題歌を書き下ろすにあたって、小田和正は作詞にとても迷ったそうです。ドラマ関係者から受け取った資料を読み込んで生まれた、という歌詞をご紹介します。

「この道を」の歌詞

非常にシンプルな歌詞です。

それでも一つ一つの言葉を音に乗せて小田和正が歌うと、この言葉たちが胸にすとんと入ってくるようです。

心にまっすぐこの歌が伝えたいことは伝わって来るのに、改めて見てみるとこの言葉の数の少なさには驚かされるものがあります。

長年のキャリアを積んで、研ぎ澄まされた感性だからこそできることなのではないでしょうか。

少ない言葉で表現された強い意志

それでも けんめいに
生きて行くと そう決めた

繰り返す 迷いも
争いも 悲しみも

すべてを 時に任せて
選んだ 道を 行く

その道は どこへと
つながって 行くのか

未だ見ぬ その場所は 
どんな風が 吹くんだろう

誇りと 正義のために
戦う 自分がいるはず

晴れわたる 広い空に
明日が 確かに 見える

どんなに 険しくても
この道を 信じて行く

守るべきもの それは ただひとつ
それを 知った

出典: この道を/作詞:小田和正 作曲:小田和正

始めの”それでも”という言葉の前には、いったい何が来るのでしょうか。

選んだ道をまっすぐに進んでいくことは、時として簡単なことではないでしょう。

自分がそうしたくても、周りの状況がそれを許さないこともある。そしてその道を進んでいくことで大切なものを失ったり、誰かを傷つけたりしてしまうこともあるかもしれません。

そうしたことも全て受け止めて、覚悟を決めて、”それでも”その道を進んで行く、その決意の表れが冒頭の”それでも”という一言に集結されているのではないでしょうか。

自分の信じた道を行く

自分の選んだ道は、この先どうなっていくのかはまだ誰にも、本人さえ見えてはいません。

それでも自分の見たい景色がきっとその先にあると信じて、進んでいきます。

自分が信じた正義と、そして誇りを守る為に。

信じたその道は険しいことになるのが見えているようです。それでも、自分が守るべきもの、信じるべきものが澄み渡った空のようにはっきりと見えているから、迷うことはない。

前だけを向いて、この道を歩き続けて行くのです。