天才・槇原敬之
今回ご紹介するのはこの方!マッキーこと槇原敬之さんでございます。
皆さんご存知の通り、天才シンガーソングライターです。いやホントこの方天才。みんな知ってると思うけど天才。こんな曲…よく書けるな…とむせび泣いた回数は数え切れません。
最近ですと「世界に一つだけの花」が大ヒットしましたよね。
さらっと最近って言いましたけどあれ2002年です。今年2018年ですから世に放たれてから16年…えっ…あれリリースされた年に生まれた子高校生になってんの?嘘でしょ?
なんかいらぬダメージを勝手に喰らってしまいましたが、16年も前な感じ全然しませんよね。歳取ったからか?いやいや皆さんそう思っているはず。
あとはアレですよ。子供の頃に聴いた「どんなときも」も、大人になるとまあ刺さるわけです。ザックザク。子供の頃はこの歌で泣くなんて全然思わなかったのに。
MV、あります!
「SPY」は1994年リリース。日本テレビ系ドラマ「男嫌い」の主題歌でした。
彼の楽曲の中でもかなり初期の方に作られたものですが、まーーーーーお見事。楽曲として全然古臭くない。24年前ですよこれ。凄いの一言。
実はMVもあるんですっ!というわけで早速どうぞ。
衝撃のラストに注目!

怖!!
いやー楽曲は全然古くないんですが、映像はさすがに時代を感じますねー!ぐらいの気軽さでレビューしようと思ってたのにナニコレ!怖っ!
楽曲の雰囲気もちょっと槇原サウンドっぽくないというか、ちょっと変わった一曲だと思うのですが、このMVもなかなかの変化球ですねぇ。
内容としてはかなりしっかりストーリー仕立てになっています。モテモテのマッキーが女性を弄んだ結果プッスリいかれるという衝撃の結末。
わーこの角ばった車あったよなー、ブラウン管もホント懐かしいわぁーなんて見てたらウワアァァですよ。男性側が浮気される楽曲だったのでこの切り口で来るのは意外と盲点でしたね…
歌詞をチェック!
なんと実体験!
では歌詞も見ていきますよ!
ちなみにこの楽曲ですが、なんと槇原敬之本人の実体験に基づいたもの!しんどい…
しんどいですし、実体験から生まれた楽曲のMVがあの仕上がりになるのもなかなか怖い。恋と狂気は紙一重ってとこでしょうか。まさかマッキーの楽曲で怖い体験をすると思わなかった。ホント多才。
ちなみに彼は実体験をもとに曲を書くことはあまり多くないらしく、そういった意味でも珍しい一曲、とは本人の弁。そんなつらーい実体験から生まれた名曲の歌詞を紐解いて参りましょうっ!
おあずけになったデートに がっかりしていたけど
偶然君を見かけた なんて運命的な2人
おめかしと言うよりちょっと 変装に近い服で
出会った頃なら きっと見過ごしてた
出典: SPY/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
ここでのポイントは何といっても「なんて運命的な2人」ですね。天才的なアイロニー。このへん本当うまいですよねぇ…
ひょっとしたら別のやつと 会ってたりして
跡をつけてみよう イタズラ心に火がついた
だけど 信じてる 信じてる 君を信じてる
2人の日々が大丈夫だと 背中を押す
指令は下された
僕は T-shirtとやぶけた ジーンズに身を固めたスパイ
出典: SPY/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
で、この流れです。日本中の人が「やめとけーーーーー!」って思ったところです。
今だったらLINEで「今なにしてるー?」って送って反応を見るとか色々やるかもしれませんけど、この楽曲が生まれたのは1994年!携帯電話なんか全然ない時代ですよ。
興味からか疑いからかはともかく、私も同じことやっちゃう気がするなぁ…!
2番で訪れる悲劇
超能力者のように 彼女をだましてやれ
「今日 あの娘と会ってたろ?」驚く顔が見たい
高そうな車の横で 君は急に立ち止まる
運転席の男が 軽く手を上げた
僕の胸が 急スピードで高なる
君はまわりを気にしながらヤツと キスをした
出典: SPY/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之