Bird Bear Hare and Fishって?
尾崎雄貴(ボーカル・ギター)
DAIKI(ギター)
佐孝仁司(ベース)
尾崎和樹(ドラムス)
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Bird_Bear_Hare_and_Fish
動物尽くしのバンド名
かつてGalileo Galilei(以下:ガリレオ)のボーカルを務めていた尾崎雄貴を中心に結成されたBird Bear Hare and Fish(以下:BBHF)。
名前は見た通り“鳥、熊、野兎、魚”。4種の生き物が合わさったユニークな名前。
その由来は、今年の1月に尾崎雄貴が始めたソロプロジェクトwarbearのツアータイトル「warbear tour 2018 “鳥と熊と野兎と魚”」から来ています。
そしてツアーのファイナルに新たなバンド(BBHF)結成を発表するというサプライズを敢行し本格始動に至ったのです!
BBHFを旗揚げしたフロントマンである尾崎雄貴を熊(warbear)とするなら、他の3名が鳥、野兎、魚なのでしょうね(笑)。
解散して約1年半経過しても、なお人気の衰えないガリレオ。その魅力を余すことなく引き継いで誕生したBBHF。
感傷的だけど力強さを感じさせる数多の音楽を届けてくれた彼らですが、今後はどんなアプローチで私達を楽しませてくれるのか今からワクワクしますね!
前身であるGalileo Galileiを簡単におさらい
偉人の名を冠したロックバンド。
尾崎雄貴(ボーカル・ギター)
佐孝仁司(ベース)
尾崎和樹(ドラムス)
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Galileo_Galilei
2007年に誕生した北海道出身のスリーピース・バンドであるガリレオ。
アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」のオープニングソング「青い栞」を手掛けたことで一躍有名になり、その後も様々な映像作品とのタイアップを果たしてきました。
その爽やかで透き通るような歌声に、フレッシュさや多幸感あるキャッチーなサウンドは、多くの人を虜にしてきましたが、惜しくも2016年に解散してしまいました。
彼らの魅力である“青春”を感じさせるポップでセンス抜群な音楽性は、日本の音楽シーンを大いに盛り上げてくれました。
「ページ」を解説
記念すべき1stシングル
今年の5月2日にリリースされたBBHFの「ページ」。
ボーカルの尾崎曰く「前回のバンドでは、自分のキャパ以上のことをやろうとして気負いが凄かった。しかし今回は何もプレッシャーに感じず取り組めた」とのこと。
「ページ」の曲調としては、ガリレオの頃の穏やかな感覚を踏襲しつつ、ロックらしい心地良く刻むドラムサウンドや、比較的ローテンポなギター・ベースが清々しい気持ちにさせてくれます。
そんな軽やかでキャッチーなメロディに乗せたボーカルは、疾走感がありつつもどこか儚げで終始落ち着いた印象を受けました。
ガツンと主張しなくとも存在感のある優しい歌声に、少しセンチな雰囲気だけどシンプルでノリの良い演奏。
ロック&ポップスな音楽性で数々のライブ・シーンを盛り上げてきた尾崎雄貴の再び打ち出す第一作としては、全体的に切ないアプローチでお送りしています。
歌詞&MVを紹介していきます
悲しみを抱いて再出発
雄大な大地の大海原を物語の背景に据える「ページ」のMV。
壮大なロケーションとは裏腹に、全体的に閉塞感を感じさせるような暗めの雰囲気を醸し出していて、観ているだけで切なさを覚えます。
悲しい表情を見せる一人の男性が海へ飛び込み、その自分の姿を画面越しで見つめるシーン。
ここの場面は、過去(ガリレオ)と現在(BBHF)の姿を表現しているのではないでしょうか?
ページの外 惨めな墓所 治せぬ箇所
君のへやにある セロテープでふたをした
タクシーを降り 丘を下って 野原を焼き
君の部屋のドア ノブをなんどもいじる
出典: ページ/作詞:尾崎雄貴 作曲:尾崎雄貴