そのくせに出来るのは
スーパーの袋
しまっとくよーなとこ
そーゆーとこツボなのさ 終日
ああ君に夢中 OH ベイビー

出典: イッツ マイ ソウル/作詞:上中丈弥 作曲:林田健司

優しさを表現するのが苦手な彼女。

いわゆる「ツンデレ」というやつです。

だけど、買い物の時にもらったビニール袋を捨てずにとっておく、という庶民的な行動はいつものごとく欠かしません。

そんな飾らない彼女の魅力を改めて発見してしまい、また彼は恋心を抱いてしまうのでした。

まるでお姫様のような要望

【イッツ マイ ソウル/関ジャニ∞】歌詞の意味を徹底解説!ツンデレ女子に惚れた男の想いにグッとくるの画像

君のために生きたいな
惚れたもんだから仕方ない
ありえないワガママも
ララララララ
まっそりゃしょうがない
深夜2時のお迎えコール
グッとたえて良しとしよう
惚れたが負けだなんて
妙に納得の 文句ガッタ
イッツ マイ ソウル

出典: イッツ マイ ソウル/作詞:上中丈弥 作曲:林田健司

彼女は、この主人公が驚いてしまうようなわがままも口にします。

それでも「君のために生きたい」と伝える彼の言葉からは、潔ささえ感じられます。

夜中の2時に「迎えにきて」なんて、まるでどこかのお姫様のように無理難題を突き付けて来る彼女。

「あれ?俺ってもしかして、良いように使われてるだけ?」なんて、頭をよぎった疑問もグッと抑え込んで対応します。

やっぱり、男女の関係においては好きになってしまった方が弱いもの。

よく耳にしてきたそんな言葉を、自らの体験によって改めてしっかりと理解する、優しい彼です。

「イッツ マイ ソウル」の歌詞をチェック!(間奏後~エンディング)

【イッツ マイ ソウル/関ジャニ∞】歌詞の意味を徹底解説!ツンデレ女子に惚れた男の想いにグッとくるの画像

そこに込められた彼の心意気

ガッタ ガッタ ガッタ
文句 文句 文句
ガッタ ガッタ ガッタ
イッツ マイ ソウル
おお 無神経な言葉を
ああ 機関銃のように
裁縫が得意だったりするーから
ツボやねん

出典: イッツ マイ ソウル/作詞:上中丈弥 作曲:林田健司

この部分の「ガッタ ガッタ…」というセリフは、「がたがた文句言うな」というような言葉の時に使う「がたがた」の意味。

そしてもう一つは、英詩における「got a」を意味していると感じます。

言葉遊びのように綴られているのは「いろいろと文句を言われるけど全部受け止める、それが俺だよ」という彼の心意気です。

彼女はこの主人公のことをやっぱりなんとも思っていないのでしょうか。

発せられる言葉も彼にとっては厳しいものばかり。

それをまた「機関銃」のごとく連射されて、彼はちょっと疲れてしまいます。

それでも、やっぱり「裁縫が得意」という家庭的なところにまた惹かれてしまうのです。

二重否定で綴られる想い

君を思い出さない
そんな夜はいらない
なんだかんだで やっぱ好き
終日 君で
OH イッツ マイ ソウル
君のために生きようか
惚れたもんだから仕方ない
例え俺が二番手でも
ララララララ
まっそりゃしょうがない

出典: イッツ マイ ソウル/作詞:上中丈弥 作曲:林田健司

エンディングにつながるラストのサビ部分です。

ここで、彼は「君のことが好き」という感情をさらに越えて、「君が心に居ない夜など必要ない」とまで言います。

この「ない」を二回繰り返す歌詞の構成は「二重否定」とも言われる手法。

ビートルズのジョン・レノンが「All You Need Is Love」でも活用した、有名なアプローチです。

これによって、「君」への想いがより強く感じられます。

ここから、やっぱり彼女が好きでいろいろなことを受け入れてしまう彼が改めて描かれ、楽曲はフィナーレを迎えます。

「イッツ マイ ソウル」の世界とサウンド

【イッツ マイ ソウル/関ジャニ∞】歌詞の意味を徹底解説!ツンデレ女子に惚れた男の想いにグッとくるの画像

既に述べたように、本作以外の彼らの楽曲でも「ちょっと頼りない男子」は題材として多く扱われています。

根は真面目で、試行錯誤しながらもいろいろなことに一生懸命、それでもちょっとお気楽で、いざという時には頼りになる男。

そんな愛されるキャラクターが沢山描かれていて、それはまるで等身大の関ジャニ∞のみんなをモデルにしているようです。

終始相手にやられっぱなしの主人公が描かれた本作の歌詞を見ると、思わず彼をかばってあげたくなってしまいます。

踊れるサウンド

本作のサウンドは70年代のディスコ風

タイトルに「ソウル」とあるように、ソウルミュージック的な解釈がその根底にあるようにも感じます。

テレビの歌番組などでこの楽曲をパフォーマンスする時には、メンバーみんなも当時を連想させるような衣装に身を包んでいました。

エレキギターのカッティングや所々にアクセントとして入るブラスセクションのサウンドなども王道的なもの。

アレンジを担当したのはCHOKKAKUさんで、このソウルミュージック風アレンジは彼の得意とするところです。

「SUNRISE日本」や、トラジ・ハイジの「ファンタスティポ」などでも、同じようなテイストのアレンジが楽しめます。

最後に