Ivy to Fraudulent Gameってどんなバンド?
Ivy to Fraudulent Game(アイヴィートゥーフロウジュレントゲーム)は2010年に結成した群馬発の4人組ロックバンドです。
読み方が難しいですがファンの間ではIvy(アイヴィー)で通っているようなので、呼びにくい人はそう呼んでみてはいかがでしょうか。
そして、CDや動画などのメディアで聴いた時のクールな印象と、ライブパフォーマンスの激しい演奏や熱いMCの印象にギャップがあることでも話題になっているバンドでもあり、一度ライブに行くとハマってしまうと言われています。
バンドメンバーが気になる!
バンドメンバーはギター兼ボーカルの寺口宣明さん、ギターの大島知起さん、ベースのカワイリョウタロウさん、ドラムの福島由也さんの4人です。
今のメンバーになったのは2012年からで、もともとバンドをやっていた福島さんが自分のバンドメンバーを探すために10組のバンドを掛け持ちし、ボーカルの寺口さんを見つけたのがこのバンドの始まりでした。
その後、もともといたベースとドラムが辞めることになり、今のメンバーが入ったことで現メンバーになりました。
作詞作曲はドラムの福島さんが全て担当しており、以前インタビューでルーツとなる音楽を訊かれた際にはMy Bloody ValentineやSigur Rósを挙げていました。
この話を聞くと、Ivy to Fraudulent Gameの曲にシューゲイザーやポストロック的要素があるのも納得ですね。
Ivy to Fraudulent Gameおすすめ曲を紹介!
今回はIvy to Fraudulent Gameのおすすめ曲を4曲ピックアップしてみました。
動画と収録されているCD情報も掲載するので、気になった方はぜひ聴いてみてください。
1.「水泡」
その本当の心は
行間に挟んでおいたから
読んでくれはしないかなんて
一任に愛を仰ぎ続けるだけ
出典: https://twitter.com/y_aaand_i/status/894509219071762432
全て水の泡になってもいいというくらいの覚悟で人と接することができたらいいのに、それができず、孤独に悩み続ける苦悩が歌われた曲です。
本心は言葉に乗せることができず「行間に挟んで」誰かに読んでほしいと願っているという歌詞は、この曲がリード曲となったアルバム「行間にて」のタイトルにもなっています。
悩ましい心中が吐露される歌詞の内容ですが、最後には「行間で君と笑いたい」という前向きになろうとしている姿も見られます。
2.「she see sea」
she
お前はこの世で1番愛おしい
今の僕にとっては
sea
お前はこの世で1番美しい
今の彼女にとっては
出典: https://twitter.com/JiN_OSUA/status/688508997201084416
「she see sea」という曲名を直訳すると彼女は海を見ているとなります。
しかし、歌詞解釈をしてみると別の意味が見えてきました。
「1番愛おしい」”she”(彼女)のために、「僕」が死んだ”sea”(海)は、彼女にとって誰かが自分のために行動をしてくれた最初で最後の思い出の場所だから、彼女にとって海は「この世で1番美しい」場所だというストーリーの歌詞なのです。
そして、曲の最後に「Oh, I see. 別にこれで良いんだね」という歌詞があります。
“see”には見るという意味以外にもわかるという意味もありますね。
この最後の歌詞からも、似た者同士の二人がやっと見つけた生きる意味は大切な人のために死ぬことだったということがわかります。
この「she see sea」のMVは、2017年9月10日現在、Ivy to Fraudulent Gameの公式動画の中で再生回数が417,703 回で1位です。
このMVがこれだけたくさんの人に見られているのは、悲しい歌詞のストーリーが、MVを見るとより入ってくるからかもしれません。