Ivy to Fraudulent Gameとは?
2010年に結成された群馬のロックバンドです。
が、このバンド名。皆さんはすぐに読めました?
どうやって読むの?初めてこの名前を見た人は、そう思うのではないでしょうか?
「アイヴィー トゥー フロウジュレント ゲーム」と読みます。通称は「アイヴィー」。
短くて言いやすいですね。でも、フルネームでぜひ覚えて下さいね!
4人のメンバー
寺口宣明(ギター・ボーカル)
大島知起(ギター)
カワイリョウタロウ(ベース)
福島由也(ドラムス)
出典: http://www.ivytofraudulentgame.com/bio/
2012年にカワイリョウタロウさんが加入し、現在は4名で活動をしています。
福島さんがバンドメンバーを集めて出来上がったIvy to Fraudulent Game。福島さんはベストメンバーを集めるため、なんと10組のバンドに所属していました。
理想的なメンバーを探していたところ、友人の紹介で、バンド活動はしていなかったボーカルの寺口さんと出会いました。
そして寺口さんの歌声に惚れ、バンドに誘ったことからIvyの活動がスタートしました。
バンド名に込められた思い
Ivyは植物のツタ、Fraudulentは「詐欺の」「人を騙す」といった意味があり、Fraudulent Gameで「イカサマの試合」という造語。
これらの単語が組み合わせられており、「ツタのように音楽を張り巡らして、良い意味で聴く人を裏切るような音楽をしたい」という思いが込められています。
福島さんが考えたこのお名前。馴染みのない単語が使われたバンド名をメンバー達は覚えるのに時間がかかり、3年目にやっと覚えたメンバーもいるそうで…。
メンバー自身なかなかバンド名が言えなかったらしいですが、自分達が目指す音楽性がうまく表されていて、個性的でかっこいい名前ですよね。
奥深い世界観を表現した歌詞、軽快なメロディー、心地よく重なり合う演奏に、人気が高まっているIvy to Fraudulent Game。
これから活躍の場を広げていく4人に、今後益々注目が集まること間違いなしです!
少女と青年の悲しい物語『she see sea』
2014年販売の自主盤『(cell)/ambient』に収録され、2016年4月20日リリースのファーストミニアルバム『行間にて』にも収められています。
MVで見る『she see sea』
ストーリーの内容
ビルの上から命を絶とうとしていた少女を見つけた青年がとっさに彼女を助けますが、反動で代わりに青年が落ちてしまい、彼は命は助かったものの車椅子生活をすることになってしまいます。
少女は青年に謝りに行きますが、彼は決して彼女を責めることはしませんでした。
そして、2人は共に毎日を過ごすことになります。
絵を描くことが好きな青年は少女をモデルに絵を書き、足が不自由な生活の中でもささやかな幸せを表現していました。
人を信じることができなかった少女は命を救ってくれた青年を信頼し、愛していました。
しかし、次第に青年の心が曇っていきます。
好きだった絵を描こうとしても、筆が進まない。
いつしか心の中が虚無感に占められるようになり、ついには青年は海に入って入水自殺を図り、少女の前から去ってしまいました。
自分を死の淵から救ってくれた青年を失った彼女は、海の中に消えていった彼を思い、彼女自身も後を追う事に。
連鎖する喪失感を中心とした悲しいストーリーですが、1つの愛の形を描いていると思います。