泣き出しそうなGUMIの声が特徴!「透明エレジー」
「透明エレジー」といえばn-bunaさんの代表作の1つともいわれている曲です。
特にGUMIの調声が絶妙で、まるで泣いているような震えた歌声が特徴。
ロック調でカッコいいリズムに相反するような声が、この曲の1つの良さでもあります。
n-bunaさんの作品で初めての100万再生された曲
n-bunaさんといえば、ヨルシカというユニットで人気曲をたくさん出しています。
そんなn-bunaさんもヨルシカを結成する前はボカロを使用して曲を投稿していました。
その中でも「透明エレジー」はn-bunaさんボカロ曲で初めて100万再生を突破した曲です。
その後は多くの楽曲が100万再生を突破しましたが「透明エレジー」で名前を知ったという人も多いでしょう。
動画も必見
「透明エレジー」は楽曲だけでも楽しめますが、ぜひ動画も一緒に見てほしい作品です。
GUMIの切ない歌声だけでも、胸に刺さるものがあります。
しかし動画も一緒に見ると、より「透明エレジー」の世界観へ没頭しやすいです。
曲の流れによってガラリと動画が変わるシーンは様々な考察をすることできます。
「透明エレジー」歌詞解釈
あの時の記憶
最上階に君が一人 揺れる影が ずっと ずっと
「ずっと、僕らの愛はもう見つかりはしないでしょう」
言葉を飲み込む音 息を止めた 街中に一人
暮れた夜を混ぜては 喉の奥に 今 落としてゆく
出典: 透明エレジー/作詞:n-buna 作曲:n-buna
歌詞の1、2行目と3、4行目では違う場面を写している印象を受けます。
1、2行目では歌詞目線の主人公と「君」が屋上にいる様子。
1行目後半の言葉を繰り返している所から、主人公の脳内に過去の出来事がフラッシュバックしているのでしょうか。
2行目歌詞の台詞をみると、決して楽しかった記憶ではないようです。
過去の嫌な記憶を、ふとした時に思い出して、どうしようもない気持ちに囚われてしまっている。
どうにかして、このモヤモヤした黒い感情を吐き出したい衝動に主人公は駆られているようです。
その衝動をなんとか抑え込もうとしている緊張感が後半の歌詞からも伝わってきます。
混乱
昨日の事は忘れました
明日の事も思い?出せ?なくて?
出典: 透明エレジー/作詞:n-buna 作曲:n-buna
主人公は混乱しているのです。
昨日のことを思い出すたび、叫んでやりたい衝動に駆られるのですから。
こんな辛くて重たい感情なら捨ててしまいたい。
そんな気持ちが歌詞の1行目に表れているようです。
一体屋上で何を見たのでしょうか。
何が主人公の心を苦しめているのか、今の時点では分かりません。
届かない気持ち
あぁ もう 痛い 痛いなんて 声は 確かに届いてたんです
君が 「嫌い」 きらい なんて 言葉 錆(さび)付いて聞こえないや
愛? のない? 痛い容態 唄も色も まだ六十八夜の
そう、これでお別れなんだ 僕が 君に 送る
出典: 透明エレジー/作詞:n-buna 作曲:n-buna