世界の終わりの後には何があるのでしょうか。新しい世界?

だとすれば世界の終わりというのは、世界が大きく変わる瞬間という意味なんじゃないでしょうか。

デビューしたてのミッシェルが売れる日を、その小さな世界から抜け出せる日を夢見て、この曲の歌詞が書かれたのではないかと、僕は思っています。

「待ち焦がれて」いた日は来て、今やミッシェルは伝説のバンドと呼ばれるようになりました。

歌詞に出てくる君のように、この曲は彼らの未来を予言していたのかもしれません。

チバユウスケの詩

チバユウスケ詩集 ビート
チバユウスケ
フォイル
販売価格 ¥3,255(2018年4月14日22時13分時点の価格)

「世界の終わり」で見た様に、チバユウスケの作詞はかなり力が入っています。

1994年のデビューから現在までの約15年のあいだで書かれた214曲の歌詞の内、「世界の終わり」から「オリーブ」まで、自らがセレクトした125曲を収録。そのうちの半数には、詞に寄せた書き下ろしコメントを併記し、スケッチブックから転写した手書きの歌詞や、詞を作る際に描いたイラストや写真などのビジュアルも収録。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/チバユウスケ

どのように作詞したのかを知る鍵になる本ですので、彼の世界をもっと深く知りたいという方は購入をオススメします。

僕は先入観無くこの記事を書きたかったので、終わってから読みましたが、合ってた部分もあり、間違ってた部分もあり。

とても興味深い本です。

おわりに

ここまでミッシェルのデビューシングル「世界の終わり」の歌詞を見てきました。

世界の終わりを良いことと捉えるか悪いことと捉えるかで、曲の印象がガラッと変わります。

彼らがラストライブでこの曲を演奏したとき、世界は終わりました。

そして世界は再び始まった。

メンバーそれぞれが新たなバンドに参加し、ミッシェルには無かった表現を追求しました。終わりは始まりなのです。

悲しいことに、ギターのアベフトシは2009年に亡くなってしまいました。

ですが彼の残した音楽と、愛したメンバーが、また世界を終わらせるような、世界がガラッと変わるような事件を起こしてくれるはずです。

その日を楽しみにしています。それでは。 

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