MV友情出演の又吉直樹とダンスで○○?!
MVをチェック♪
まずは、話題のMVを見ていきましょう!
ピンクの背景にシンプルな構成にはなっていますが、何と言ってもダンスのインパクトがすごい!
しかも、ハンバート ハンバートの2人に加えてお笑い芸人である又吉直樹も出演し、3人がダンスで共演しているのです!
落ち着いた楽曲と世界観に定評があるハンバート ハンバートと、某テレビ番組では運動神経悪い芸人として紹介されている又吉直樹というダンスに縁の無さそうなこの3人。
この3人だからこその独特の雰囲気となんだか少し笑えてしまうシュールさが、話題になっている秘密ではないでしょうか。
とはいえ、気になるのが彼らの関係です。
ミュージシャンとお笑い芸人。
一体、彼らはどこで繋がり、この異色のコラボに至ったのでしょうか。
又吉直樹との関係は?!
彼らのファンであることを公言!
「友情出演」となっているからには、彼らの親交はきっと深いはずです。
まず、又吉直樹といえば、お笑いコンビ「ピース」のメンバーであり、今では作家業もこなすマルチなお笑い芸人です。
本やコラムの執筆をこなし文学芸人としての地位を確立して、独自の路線をひた走り続けています。
お互いに芸能の世界にいることはいますが、接点は?と考えてみるとあまり想像がつきません。
そんな中で色々と調べてみると、筆者は以下のような記事を見つけました。
ハンバート ハンバート×又吉直樹(ピース)対談 (1/4) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
ハンバート ハンバート×又吉直樹(ピース)対談 (1/4) - 似たもの同士の「みじめだった」対談 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
つまりは単純に又吉直樹がハンバート ハンバートのファンだったわけですね。
しかし、ファンであってもそう簡単に繋がるわけではないでしょう。
元々、自分の舞台で彼らの曲を流していたり、ファンであることを公言していたことによって舞い込んできたのがこの対談のようです。
この対談をきっかけに親交を深め、MVへの友情出演に繋がるとは、又吉直樹は強運の持ち主ではないでしょうか。
又吉自身が作家として人気が出てきたこと、そして、ファンであることを恥ずかしがらずにちゃんと公言することの大切さが垣間見えた素晴らしいエピソードですね。
それでは、次に「虎」の歌詞の意味に迫っていきましょう。
歌詞の意味を徹底解釈♪
詰め込んだ葛藤
何を見ても何をしても
僕の心凍えたまま
外は花が咲いていても
僕の庭は冬枯れたまま
出典: 虎/作詞:佐藤良成 作曲:佐藤良成
まずは導入部分です。
感性が鈍っているのか、心に何も響かなくなってしまっている哀しくて寂しい心情が表現されている冒頭になっています。
きっと元々は、季節が変わり表情を変えていく景色に感動したり、芸術に触れても心を動かされていたのではないでしょうか。
このように心が動かなくなってしまった自分の心をどんな風に捉えていくのでしょう。
どこにいても誰といても
僕の時計止まったまま
深い深い穴の底で
一人惨めにいじけている
出典: 虎/作詞:佐藤良成 作曲:佐藤良成
景色や芸術だけでなく、周りの人々の言葉なども心に響かなくなってしまっているのがこの部分の歌詞です。
本来であれば人間は、自分以外の他の存在や事象から影響を受けて、その気持ちや行動が変化していく生き物ではないでしょうか。
しかし、ここでは何一つそういったものに影響を受けていません。
だからと言って、自分1人の世界に満足しているわけでも、割り切っているわけでもないようです。
殻にこもるかのように自分の惨めさを恨み、さらに負のループに陥っていく印象を受けます。
人の胸に届くような
そんな歌がつくれたら
出典: 虎/作詞:佐藤良成 作曲:佐藤良成
そんな心持ちでも1人のミュージシャンとして、多くの人の心に届く音楽を作りたいという願望は溢れてきます。
しかし、何も自分の心に響かないような状態でそんな歌を作ることはできるのでしょうか。