夢を持たず、主体的に行動しない人生。
何も変化がなく、つまらないでしょう。
確かにミッションに挑戦しなければ、誰かに夢を踏みにじられません。
心に深い傷を負うリスクは少ないでしょう。
その代わりに、のちのち強い後悔の念を抱くはずです。
挑戦していた場合、もっと幸福な人生を歩んでいたのではないだろうか。
色々な想いが脳裏を駆け巡ります。
人類は、夢を追い求め、挑戦を続けてきました。
長い年月をかけて、無謀といわれてきたミッションを成功させています。
文明が進化し、飛躍的に生活利便性が向上している現代社会。
あまりにも便利な生活環境になり、何かを成し遂げようとする気持ちが薄れやすいかもしれません。
けれども、少し思考を変えてみると、挑戦できるジャンルが幅広いことに気づくでしょう。
探求心を持って行動する大切さ。挑戦が人生にメリハリを与えてくれること。
これらを3番の歌詞が表現しているようです。
幻の4番とは
長らく3番までと認識されていた【ああ人生に涙あり】の歌詞。
実は、4番まで作られていたのです。
そもそも、山上路夫さんは、現在3番になっている詞を4番にしていました。
しかし、制作過程で試行錯誤を重ねる中、4番と3番の歌詞を入れ替えることに。
当初3番にしていた歌詞は、幻の4番となったのです。
このエピソードは、2005年1月に「水戸黄門」のサウンドトラックが発売されたことによって、発覚しました。
では、幻の4番とは、どのような歌詞なのでしょうか。
人生は1度だけ
人生一つの物なのさ
出典: ああ人生に涙あり/作詞:山上路夫 作曲:木下忠司
幻の4番の冒頭です。
人生を物に例えています。
多くの出会いと別れがある人の生涯。
当人にしか作り出せない思い出の数々があります。
それは、世界に1つだけの宝物。
たった1度限りの人生、素敵な思い出をたくさん作ろう。精一杯、生き抜こう。
そのようなメッセージが歌詞に隠されているのかもしれません。
しっかりと前を見据えて
後には戻れぬものなのさ
明日の日の出をいつの日も
目指して行こう顔上げて
出典: ああ人生に涙あり/作詞:山上路夫 作曲:木下忠司
人は、後悔する生き物です。
あの時、選択肢を変えていれば…。違う手段を実行していたら、今頃は…。
時間を戻せないと分かっていても、あれやこれやと想像しがちです。
特に、大きな失敗をしてしまった際には、妄想が膨らみ、憂鬱になることも。
真っ暗な世界に1人で居るような孤独感を味わうかもしれません。
しかし、ふさぎ込んだままでは、何も前進しないのではないでしょうか。
顔を上げ、自身のミスを受け入れる心意気が肝心。
「日の出」が夜明けを告げるように、勇気ある行動が状況に変化をもたらすでしょう。
人生において後戻りはできない。けれども、前を見て進む中で状況が好転する。
お蔵入りとなった4番は、前進する勇気を私たちに与えてくれます。
さいごに
【ああ人生に涙あり】の歌詞は、分かりやすい言葉で綴られています。
そのため、幅広い年代が親しみを持って聞き、曲の魅力を分かち合えるでしょう。
時代劇が好きな方は勿論のこと、音楽鑑賞が趣味の方々にもオススメの歌謡曲です。
昭和歌謡ならではのメロディーは、今の時代に聞くと新鮮。
着うたに設定しておけば、知人から注目されるのではないでしょうか。
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