誰かの上にまで立って生きるべきなのか。これはとても難しい問いです。
ですが、さユりさんはそんな葛藤の中でも生きて歌っています。
どうすることが正解なのか、答えは出ません。それでもその答えを求め続けるのです。
生きることに意味がある
選ばれなかった命を
弔うことすら出来ないままで
私は今日も願っている
生きていて、と
死なないで、と
何度も何度も私は叫ぶよ
選ばれたかった誰かと
それでも続いてく世界で今日も
居場所をずっと探している
死にたい と 生きたいの
間で何度も何度も迷いながら
出典: birthday song/作詞:さユり 作曲:さユり
ラストサビが「birthday song」の結論になります。
どうすればいいのか分からない。そう悩んでいるけど悩むことが出来るのも生きているから。
命を落としてしまうと、それすらも出来なくなってしまうのです。
だからこそ生きていてほしい、苦しいけど誰だって同じだから生き抜いてほしい、というさユりさんからのメッセージなのでしょう。
アルバム詳細
収録曲はこちら!
「birthday song」が収録されている1stアルバム「ミカヅキの航海」は、全14曲収録されています。
これまで発売された5つのシングル曲に加え、カップリング曲の「来世で会おう」「アノニマス」も収録されました。
1.ミカヅキ
2.平行線
3.十億年
4.ケーキを焼く
5.フラレガイガール
6.蜂と見世物
7.るーららるーらーるららるーらー
8.オッドアイ
9.それは小さな光のような
10.来世で会おう
11.knot
12.アノニマス
13.夏
14.birthday song
出典: ミカヅキの航海/さユり
デビュー曲の「ミカヅキ」からアルバムが始まります。シングルの最新曲「平行線」は2曲目の収録となりました。
対になっている「それは小さな光のような」と「来世で会おう」は並んで収録されました。
そして今回紹介した「birthday song」はアルバムのトリを飾る曲となりました。
「ミカヅキ」でメジャーデビューを果たし、生きづらさなど、酸欠少女として自分に対する歌を歌ってきたさユりさん。
「birthday song」は、そんなさユりさんが初めてともいえる、外に向けて歌った楽曲です。
路上ライブを行なっていた彼女が、メジャーシーンへと活躍の場を移し、音楽の幅も広がり成長がみられます。
10代という敏感な時期を越えたさユりさんは人間的にも成長したでしょう。今後、これまでとは違った楽曲を歌い上げてくれるのではないでしょうか。
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