【flower/L'Arc~en~Ciel】◯◯が歌うバックコーラスが気になる?!歌詞&コードを紹介の画像

flowerの間奏部分では高音のバックコーラスが入ります。

透き通るような美しいコーラスです。

このコーラスは一体誰が歌っているのでしょうか?

ラルクのベーシストであるtetsuyaさんがこのコーラスを務めていると思っている方が多いようです。

かくいう、この記事の著者も初めはそうでした。

tetsuyaさんは『READY STEADY GO』など自身が作曲した曲では、必ずといっていいほどバックコーラスを務めています。

高音を駆使したコーラスに定評があるtetsuyaさん。

実際、『True』収録の『Dearest Love』という曲では高音(A5)のファルセットも披露しています。

彼だと勘違いするのも無理はないと思います。

『佐々木真理』という女性がバックコーラスをしていた!

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実際のバックコーラスは『佐々木真理』さんという女性のシンガーソングライターが務めています。 

ラルクの曲では他にも『winter fall』のピアノ演奏などでも参加しています。

佐々木 真理(ささき まり)は、日本の作曲家、シンガーソングライター。久宝留理子や米倉千尋らに楽曲を提供。また栗林みな実・L'Arc~en~Ciel・スガシカオ・ゴスペラーズ等のライブにもバックバンド・コーラスとして参加。千葉のローカルタレントジャガーのアルバム『愛の形見』(1992年)にコーラスとして参加。佐々木真里、佐々木マリ名義で活動したこともあった。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/佐々木真理

ご自身名義の曲では『無責任艦長タイラー』などのアニメ主題歌を多く務めているようです。

歌詞の紹介

夢でまどろむ「僕」

そう気づいていた 午後の光にまだ
僕は眠ってる
想い通りにならないシナリオは
戸惑いばかりだけど

今日も会えないから ベットの中目を閉じて
次の次の朝までも この夢の君に見とれてるよ

出典: flower/作詞:hyde 作曲:hyde

夢を見ている最中に「あ、これ夢だ!」と気づくことはありませんか?

歌詞「僕」はまさしく、その状態です。

夜に寝ているはずなのに、太陽の明るい日差しを感じたことで「夢を見ている」ことに気づいたのです。

どうやら、想い人である「君」と結ばれるような幸せな夢ではありません。

現実世界では「君」と日常的に会うような関係ではないようです。

なので、せめて夢の中では「君」に会いたいとベットの中で目を閉じます。

夢の中でも「見とれてる」しかできないという切ない片想いなのでしょう。

そして、「次の次の朝までも」という歌詞

一見、「毎日、君の夢を見たい」という意味に聴こえます。

しかし、まるで目が覚めることがなく眠り続けているようにも受け取れます。

そして、「夢」という単語が何度も出てくることや、「会いたくても会えない」ような描写。

このことから、一部では「実は主人公は昏睡状態なのでは?」という説も囁かれています。

この説が正しいとしたら、曲に対するイメージがかなり変わってしまいますね。

自分を花に例えている

いつでも君の笑顔に揺れて
太陽のように強く咲いていたい
胸が 痛くて 痛くて 壊れそうだから
叶わぬ想いなら せめて枯れたい

出典: flower/作詞:hyde 作曲:hyde

いつも「君の笑顔」を見て、「君」を守れるように美しく、強くありたい

できれば「君」と結ばれて、ずっと「君」の笑顔を見ていられるような存在になりたい

そう「僕」は思いますが、片想いの苦しさから、いっそ死んでしまいたいとも思っています。

「僕」の「君」への想いの激しさがうかがえます。

片想いのストレスが自分へ向くというのは、とても内向的な主人公ということも表しています。

きっと、相手に対して、強くアプローチできるタイプではないのでしょう。

ひっそりと思い悩んでいる姿が目に浮かびますね。

やや「ヤンデレ」なタイプなのかもしれません。

もう笑えないよ 夢の中でさえも 同じ事を言うんだね
窓の向こう 本当の君は今 何をしてるんだろう

遠い日の昨日に 空っぽの鳥かごを持って
歩いてた僕は きっと君を探してたんだね

出典: flower/作詞:hyde 作曲:hyde

「君」に夢の中で会えて、嬉しかったはずなのに夢の中でさえも「君」は想いに応えてはくれません。

つれない言葉に、つい「窓の向こう=現実世界」の「君」は何をしているんだろうと想いをはせてしまいます。

「空っぽな鳥かご」「満たされない気持ちを持っていた自分の心」を表しています。

「僕」は理解者のいない、孤独な人間だったのかもしれません。

「君」に出会ったことで「鳥かご」には「何かが」が生まれます。

最初は小さな卵だったそれは鮮やかな羽を持つ美しい鳥へと成長しました。

それこそ、「君」に対する「恋心」だったのです。

この「空っぽな鳥かご」はPVでもhydeさんの後ろに登場します。

一途で純粋な「僕」の想い

鮮やかな風に誘われても
夢中で君を追いかけているよ
空は 今にも 今にも 振り注ぐような青さで
見上げた僕を包んだ

出典: flower/作詞:hyde 作曲:hyde