【ゲスの極み乙女。/影ソング】歌詞解説！マスコミへのメッセージ？！本当のことを言わせてほしい！

モノトーンでダークな雰囲気です。

「のうのう」などの表現は、かなりフワフワで暖かい表現といえます。

それだけにこのギャップだけでも皮肉たっぷりに見えませんか。

そしてマリオネット（操り人形）が主体で進行していきますが、これがまた見てられません。

まさに踏んだり蹴ったりでボロボロになってしまうのです。

また、この曲のように比較的穏やかなテンポの曲だからこそメンバーの演奏力が際立つようです。

キーボードの音色がシンセ風で、ロックとしては新鮮なアレンジに見えますね。

その音が低音部を厚くしているため、一瞬シンセベースを連想しました。

しかし、ベースが入ると雰囲気がまた変わります。

低音域はベース、バスドラ、キーボードで構成しますが混ざりません。

はっきり分離して聞こえるようにしているあたりはさすが！という感じです。

 個人的には終盤の休日課長のベースプレイが印象的でした。

まさかこんな風にして音を出しているとは。

散々プライベートに踏み込んで、見られたくもないところだけは報道されてしまう。

その結果、言われたくもないことを言われ続けてきたのです。

それなのにこちらの言いたいことは何もいえない。

そんなことが続けば人の心はボロボロになってしまうでしょう。

PVのマリオネットのように。

まさに川谷の心がそんな状態になってしまったのではないでしょうか。

でも彼は立ち上がりました。

彼には音楽があったのです。

そんな気持ちが「影ソング」を作ったのかもしれませんね。

自分が打ち込めるものがある人は強いと言いますが、それを体現したのです。

同時にミュージシャンのあるべき姿でもあるように感じます。

最後に、「ゲスの極み乙女。」の他の記事をご紹介します。

「パラレルスペック」についてです。

この曲は彼らの代表曲の一つとして知られています。

でもこの曲にはバージョン違いがあるのはご存知でしたでしょうか？

その名もファンキーバージョン！

テーマ的にも少し重めの当記事から……。

気分がガラッと変わりますよ。