ドミコワールドへようこそ!
日本の音楽の常識を覆した「ドミコ」。
彼らの音楽は、耳に残り続ける不協和音で成り立っています。
普通なら不協和音は不快な音として認識されているでしょう。
しかし、彼らはその不協和音をうまく音楽にしたのです。
1度聴いたらもう耳から離れません。
きっと、これから先「ドミコ」の音楽を忘れることはないでしょう。
彼らの奏でる不協和音を心地よく感じたなら、もう抜け出せません。
そしてこの記事を読めば、さらに「ドミコ」にハマっていくでしょう。
本記事ではそんな彼らの音楽、「おーまいがー」の歌詞を解説していきます。
読み終わる頃には、「ドミコ」にハマってしまうことを保証します!
最後までお付き合いください。
シンデレラのストーリー?
出だしから意味深な歌詞
当たり散らすシンデレラの
カタルシスっぽいストーリーも
エサに恋してるの a la la la...
出典: おーまいがー/作詞:さかしたひかる 作曲:さかしたひかる
「シンデレラ」とは、おそらくあの有名なシンデレラのことでしょう。
「カタルシス」とは、ギリシャの言葉で「浄化・排泄」を表す言葉です。
これらを併せて考えると、「シンデレラの気持ちを解いたストーリー」となります。
シンデレラは、継母などにいじめられながら緊張感の中で生きていました。
そんな生活の中で、王子と出会い緊張感が解かれるのです。
これがカタルシスのお話だといえます。
しかしこのシンデレラ、そんな生活を送っていたら当然ストレスがたまるでしょう。
実は童話の裏では、周りに当たり散らしていたのではないでしょうか?
そしてこの曲に出てくるエサとは何のことなのでしょうか。
この仮定を立てた上で、さらに読み解いていきましょう。
愛にすがる
アイシテンノ?言われてればいいの?
派手な全身あたりの上がる濃いシンパシーも
a la la la...
出典: おーまいがー/作詞:さかしたひかる 作曲:さかしたひかる
人は愛情の中で育っているとはいえ、愛がすべてでしょうか?
「愛してる」なんて、たったそれだけの言葉だけがすべてではありません。
しかし、苦しい生活の中で愛を求めてしまうのは必然です。
そんなシンデレラに、「愛だけでいいの?」と問いかけているよう。
歌詞後半の「シンパシー」とは、「共感・共鳴・同情」という意味の言葉です。
シンデレラの生活を考えると、この場合は「同情」という捉え方をするのが妥当でしょう。
理解不能
何を食べるのか
あなたも美味しくなれたら あー僕らもおしまい
あなたがうまく食べられたら お手上げだよ
出典: おーまいがー/作詞:さかしたひかる 作曲:さかしたひかる
この部分の歌詞は、もう理解不能です。
シンデレラからのスタートで、一体何を食べようというのでしょうか?
もしかしたら、この歌詞は実際には何も食べないのかもしれません。
「食べる」という意味の歌詞ではないかもしれないと思いました。
これは、個人的な解釈となります。
この食べるというフレーズ、実は「うまく生きられたら」という意味ではないでしょうか。
もしも、シンデレラがこの状況に慣れて、うまく生きてしまったら…。
シンデレラがこの状況に馴染んでしまうことを恐れているのでしょう。
シンデレラは馴染めないまま生きて欲しいという思いが現れているのです。