なれたのなら

もしVampire なれたのなら
あなたも仲間にして(その傷跡)
ねえVampire 月の夜に
どうにもならない愛を伝染(うつ)しましょう

出典: Vampire/作詞:秋元康 作曲:CHOCOLATE MIX

ここでは「なれたのなら」に変わっています。

もしかすると、ヴァンパイヤになれる希望が湧いたのかもしれません。

主人公が噛み付いた痕跡はヴァンパイヤの証であると言いたいのでしょうか。

仲間になってしまえば、必然的に近づくことができるのです。

そう考えると恋人よりも仲間でいる方がいいのかもしれません。

彼が好きになってくれるように感染させよう。

彼を手に入れるためなら、手段は選ばないのです。

切ない恋心

会いたい気持ち

会いたくて会いたくて この胸が苦しくなってくる
Hey-ay-ay-ay,of course Hey-ay-ay-ay,loving
気になって一日中 あなたを忘れられない
Hey-ay-ay-ay,miss you Hey-ay-ay-ay,wanting

出典: Vampire/作詞:秋元康 作曲:CHOCOLATE MIX

胸が締め付けられるくらい会いたい気持ちが溢れている主人公。

抜き出した歌詞の英語は「of course,loving」は「もちろん、愛してる」です。

1日中頭から離れないほど、愛が暴走しているのでしょうか。

「miss you,wanting」は「寂しい、欲しい」という意味です。

会いたいという思いが英語で表されています。

とにかく会いたいのでしょう。

会いたい、あなたが欲しい。

そんな主人公の愛の深さが読み取れます。

感染症

恋とは感染症 見えないウイルスのせい
予防するワクチンは発見されてない

出典: Vampire/作詞:秋元康 作曲:CHOCOLATE MIX

人の心を支配する「恋」とはもはや病気なのです。

「恋の病」というほどですから、恋は病気なのでしょう。

ウイルスなどは確認できず、ただ原因がわかっているだけの病なのです。

「恋をしている」それだけが、この病の原因といえるでしょう。

この病の予防法は見つかっておらず、かかってしまったら恋が終わるまで病気なのです。

もしも、終わりのない恋ならずっと病気ということです。

この曲では、「恋」のことを「感染症」だと表しています。

2回目のサビ

腕の中

でもVampire わかってても
あなたに抱かれましょう(腕の中へ)
もうVampire 拒否できない
ハート盗まれたの

出典: Vampire/作詞:秋元康 作曲:CHOCOLATE MIX

主人公のハートはもう完全に彼のものになっています。

もう抜け出せない恋の罠にハマってしまったのです。

早く抱きしめてほしくて、早く会いに来てほしくてもどかしいのでしょう。

もどかしくて切ないくらいに彼のことが好きなようです。

どうしてこれほどにまで彼に入れ込んでしまったのでしょうか。

これには、「ヴァンパイヤ」であることが背景にあると考えられます。

ヴァンパイヤになった主人公が彼の血液を吸うことで恋に落ちるのです。

血液を吸ってしまったら、もう後には戻れません。

彼の血液が再び欲しくなって、そうすれば彼から血液をもらうの繰り返しです。

たちまち彼から離れられなくなります。

それが、恋の病なのでしょうか。

不死身