歌詞解説
あれは本当の恋だった
まるで夢を見ているみたいだった
だから悲しい歌にならないように
誰もが羨むような素敵な結末を探した
出典: ピリオド/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい
「ピリオド」というタイトルと”あれは本当の恋だった”という過去形になっている一言で、この曲が失恋ソングだということは一目瞭然です。
本当の恋は現実なのに、夢のように感じてしまうのは嬉しい出来事だったからでしょう。
勝利を手にした時、合格を掴んだ時、嬉しさのあまりほっぺたを摘んで夢じゃないことを確かめた経験は誰しもお持ちでしょう。それと同じことです。
ですが、そんな夢のような日々は終わってしまいました。本当は終わりになんてしたくと思っていたはずです。誰もがそう思うでしょう。
にも関わらず、”素敵な結末を探した”という歌詞です。結末という言葉が終わりを表しているように思えます。
筆者は”素敵な日々を思い描いた”などの歌詞の方がしっくりくると思いました。あえて結末という言葉を使ったのではないでしょうか。
桜通りの人混みは
二人で見てたゾンビドラマみたい
僕のピストルは未だに青くて
自分さえ守れやしないのさ
出典: ピリオド/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい
Aメロを繰り返し、情景を歌います。
2人にしか分からないゾンビゲームの話で人混みという情景を語るのはとても面白いです。歌詞ではあまり聞かない言葉なので、印象にも残りやすいでしょう。
次の歌詞では”攻撃は最大の防御”という言葉が浮かんできました。
射止めることも守ることも出来なかったのは、男としての弱さだったのでしょう。
ああ 僕はまだ繋いだ手の
ぬくもりも優しさも忘れられずに
今、春の嵐の中を
一人で歩く強さがほしいよ
青空を蹴り飛ばしてでも
君を最後の恋にできるような
そんな勇敢な戦士だったら
僕らは永遠になっていたんだろう?
出典: ピリオド/作詞:石崎ひゅーい 作曲:石崎ひゅーい
女は上書き保存、男はフォルダ保存なんていわれることがありますが、「ピリオド」の歌詞の中でもその通りです。
春という季節で新生活、新しい出会い、華やかな桜などが目の前に広がっている中、何も頭に入ってきません。
あなたのことだけが気がかりで、いつまでも頭の中を独占しているのです。
大事にしてあげたいという良心的な思いと、一歩踏み出すという男としての強さ。
きっと彼は良心的な思いではなく、大事にしてあげたいという思いを言い訳にして立ち止まっていたのでしょう。
やった後悔よりやらない後悔の方がダメージは大きいです。だからこそ、いつまでも立ち止まってしまっているのでしょう。
終わりに
石崎ひゅーいさんの「ピリオド」を紹介させて頂きました。
筆者にとって、石崎ひゅーいさんの楽曲の中で1、2位を争うくらい好きな楽曲になりました。皆さんはどうでしたか?
作詞、作曲、編曲、MVのどれをとってもとても好みです。石崎ひゅーいさんの更なる代表曲になる気がしますね。
アルバム収録曲の「常識」も、ライブに行かない方は知らない方がほとんどだったはずです。こちらも是非チェックしてみてください。
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