女子と2人きりになると 声がふるえて汗が出てくる
そこでやるべきことはただひとつ 嘘の用事で立ち去る
家に帰って思い返す 去り際の「じゃあ!」って言い方
割とイケてたような気がする 微分積分いい気分
分かっている ギャグが古い そして俺はキモい

出典: 踊れ引きこもり/作詞:柴田隆浩 作曲:柴田隆浩

どうやら可愛い女の子の部屋に辿り着いた模様。

ですが、どうも上手くいきません。

だって、女の子と2人っきりになったって、どうしたらいいのか分からないから。

せっかくのチャンスなのに、電話のフリをしてそそくさと立ち去るこの男。

結局、女の子の部屋からも脱出してしまい、あの真っ暗な自宅へ戻ることに。

おそらく自分でも、ずいぶん情けない様子だったことは重々分かっています。

しかし必死に、布団の中で前向きに考える柴田。

「クールに帰った俺、実は結構カッコよくない?」

でもすぐに否定、そんなわけないことは自分が一番理解している。

手持ち無沙汰になり、コンビニへ向かいます。

ここで終わり?

踊れ踊れ 引きこもり
ヘンテコな踊り方で結構!
アガれアガれ 引きこもり
ダセーなんて言わせねーよ 個性!
妖怪ウォッチもエヴァも君の名は。も
俺らみたいな奴が作ってる!
作ってる!
多分そう!!
きっとそう!!!!!

出典: 踊れ引きこもり/作詞:柴田隆浩 作曲:柴田隆浩

ここでも歌詞に合わせて、非常に雑なキャラクターたちが登場。

どれもモザイクがかけられていますが、ボカシを通してもクオリティの低さが分かります。

ちなみにこのシーンでは、終始レジカウンターをステージに踊りまくっている柴田。

ですがサビの終盤では、いつの間にか軍手をしてレジを開けています。

あれ、もしかして強盗なのでは…。盗みました?

そしておそらく盗品であろう、焼き鳥・酒・カップ麺を手に、曲もMVも終了。

かと思いきや、まだまだ続きが。

これまでとは一変し、スローなメロディーへ転調。

次のもう1曲へとつながっていきます。

第2章へ突入

突然のリア充ソング

世間を知れと 親や社会は言う
飲み屋の有線からは こんな歌が聴こえる

出典: 踊れ引きこもり/作詞:柴田隆浩 作曲:柴田隆浩

ここでは上記のフレーズの後、“飲み屋で流れていた曲”が再現されます。

おそらく柴田がいうところの、いわゆるリア充たちが好きそうな歌。

冒頭からここまでずっとそうなのですが、出てくる小ネタが絶妙に古いです。

わりと最近のパロディも入っているのですが、多くはなんとなく少し懐かしい気が。

MVのこの部分で流れる歌も、最近というよりは10年くらい前?

おそらく当時学生だった方なら「あったあった」という感覚になりそうです。

でも曲名の「作曲」部分を見てみると、作曲家名は“PARIPEE”。

あれ、この名前もなんだかどこかで見覚えのあるような…。

そうです、ヒップホップユニット・PSGの1人。

水曜日のダウンタウンの楽曲担当もしている“PUNPEE”です。

このところ注目を浴びているヒップホップMC。

こういうところも、妙につくり込んであって笑えます。

「踊れ引きこもり」再スタート

とんがれとんがれとんがれとんがれ
とんがれとんがれとんがれとんがれ
とんがってリア充に突き刺せ!!!!!
もう行き着くとこまで行くしかねーよ
とんがれ!!!!!!!

出典: 踊れ引きこもり/作詞:柴田隆浩 作曲:柴田隆浩

そして女性?ボーカリストが気持ち良く歌を決めたところで、柴田登場。

「うるせっ!」の叫びと共に、終わったかのように見えた曲が再スタート。

また「踊れ引きこもり」のサビに突入します。

いよいよクライマックス

踊れ!踊れ!引きこもり!
爆発的なセンスのダンスを!
アガれアガれ引きこもり
バカみたいなサイズのドリームを!
パリピになんかにゃ分からない
この想い いつかカネになる!
あの娘は今ごろ抱かれてる
この想い いつかカネになる!
カネになる!!
カネにしろ!!!!
カネにしろ!!!!!!

出典: 踊れ引きこもり/作詞:柴田隆浩 作曲:柴田隆浩

クライマックスには、ここまでの登場人物がほぼ全員集合。

踊りまくる柴田と共にダンスしています。

“ドリームを!”のところで、モザイクのキャラクターたちが何か掲げていますが…。

ドリームの具現化?こちらにもボカシがかかっていてよく分かりません。

そして最後はウルトラマンのカラータイマーをつけて、黒子に連れられ飛んでいく柴田。

ちなみにこのカラータイマーは、青から赤に変わるとエネルギーが残り僅かな証拠。

もうこのカラータイマーが赤く光っているので、エネルギーは少なめです。

3分間しか戦えないウルトラマン・柴田、もう終わりが近いのか…。

と思いきや、自宅に到着し呑気にカップ麺を平らげる。

ここもウルトラマンの3分と、カップ麺の3分がかかっているのでしょうか?

MVはカップ麺をラストシーンに終了します。

“カメ止め”なところは分かりましたか?