「“カメ止め”を意識した」ということですが、いったいどの辺だったのでしょうか?
おそらくは、「終わった…かと思いきや、まだ曲が続いている!」の部分でしょう。
いったん「踊れ引きこもり」が終わり、リア充ソングが挿入され…。
という映像の転調ももちろん面白かったのですが、パロディネタも非常に気になりました。
あまりに細かくつくり込まれていたので、まだまだ気付いていない部分がありそう…。
皆さんもぜひ、映像の隅々に散りばめられた小ネタを探してみては?
人生を楽しめ「ない」側の叫び
悶々としている鬱屈とした歌詞に、ローファイなサウンド。
数十年前の青春パンク時代を思わせるような懐かしさも感じる「忘れらんねえよ」。
また銀杏BOYZやオナニーマシーン、サンボマスターなどなど…。
皆さんは「忘れらんねえよ」に、彼らと同じような匂いを感じませんか?
筆者が初めて「忘れらんねえよ」を聴いた時、こんな感想を抱きました。
「次世代のピーズフォロワーバンドが出てきたな」と。
上記に登場したバンド、銀杏の峯田やオナマシのイノマー、サンボの山口など。
これは本人たちも公言していますが、彼らは間違いなくTheピーズの流れを受け継いでいます。
00年代の彼らの音楽活動に強く影響を与えたといわれている、Theピーズ。
80年代後半のバンドブーム世代に誕生し、現在も活動を続けています。
数々のミュージシャンに影響を与えたとして名高い彼ら。
その他にも、ウルフルズやTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT、Hi-STANDARDの難波章浩…。
邦楽界数多くの著名人に愛されている、隠れた名アーティストです。
彼らが生み出す、卑屈すぎるほどの世界観と荒削りなサウンド。
銀杏やオナマシ、サンボなどと同様、「忘れらんねえよ」の楽曲にも同じようなものを感じるのです。
話はだいぶ逸れてしまいましたが、今回ご紹介した「踊れ引きこもり」について。
これまでとは一味違った、まさに“踊れる”メロディーになっています。
ですが、やはり歌詞の「やけくそ」感はそのまま。
自分の中の衝動を、そのまま書き連ねたような飾らない歌詞。
リア充「じゃない側」の味方になってくれる言葉ばかりです。
この「忘れらんねえよ」に思わず共感してしまった方。
先述にある銀杏やサンボにも、きっとハマってしまうと思います。
下記にOTOKAKE内の紹介記事をリンクしますので、ぜひ一読してみてください。
【ボーイズ・オン・ザ・ラン/銀杏BOYZ】歌詞の意味が気になる!大切な人を追い求めて走る!? - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
銀杏BOYZの中期の名曲「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の歌詞には峯田和伸のある想いが詰まっていました。なぜ大切な人を追い求めるのか?少年はなぜ走るのか?気になる歌詞の意味を解説します。
『青春狂騒曲/サンボマスター』は歌詞カードに載ってない歌詞が存在する?!2種類あるMVに注目♪ - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
日本を代表するパンクバンド「サンボマスター」。魂のこもった叫びと演奏が有名ですよね。 そんな彼等の3rdシングル『青春狂騒曲』は、歌詞カードにない歌詞が存在していたり、 2つのMVが存在していたりと、話題がとても豊富です。 その両方の真相に迫ってみましょう。
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