いよわ【IMAWANOKIWA】歌詞を考察！綺麗な瞳に奪われたものとは？暗い方に見えるものを読み解く

曲のタイトルになっている「IMAWANOKIWA」。

漢字で書くと1行目にあるように「今際の際」と書きます。

意味は死ぬ間際。死期を表す言葉です。

そんな命を失う瞬間、あなたは悲しそうな顔をしていました。

まるで自分が何かの犠牲になったかのように…。

大切な人を失うということはただ命が奪われるというだけではありません。

この先の人生や今までの思い出、2度と見られない笑顔や返ってこない言葉。

自分を取り巻く全てのものが失われるのです。

この痛みや辛さは当分癒されることはなく、一生の傷になることでしょう。

あなたのいない世界が嫌になった曲の中の主人公。

自らの命を絶とうとしています。

天使の姿をしたあなたの顔は穏やかで、とても美しく見えたのでしょう。

一緒に天国へ行きたいと思ってしまったのです。

本当はそんなことをするのは怖い。

しかし、不安しかない未来を考えながら生きていくのも辛いのです。

このまま生きていたら、自分の人生が終わるまでずっと1人かもしれない。

もし誰かと一緒に過ごせたとしても、あなたがそこにいないという事実は変わりません。

いろんな思いが渦巻く心。

なるべく何も考えないようにして飛び立とうとしています。

それほど追い込まれてしまっている主人公。

命を絶ったからといって天国へ行けるとは限らないし、あなたと一緒にいられる保証もありません。

それでも現実を生きることより死を選んだのです。

死をテーマにした「IMAWANOKIWA」。

人の脆さや辛さ、切なさがひしひしと感じる1曲です。

人はいつか死んでしまいます。

しかしその最期が急に訪れたら、きっと誰しも悲しみに明け暮れることでしょう。

それでは、ここからは死を描いた楽曲を紹介します。

まずはディズニー映画「ベイマックス」の主題歌となったAIの「Story」です。

大好きだった兄を失った弟。

溢れる悲しさで心を閉ざしてしまった弟を救ったのは人とのつながりでした。

失った兄はもう2度と戻ってきませんが、心の中にずっと存在しています。

あなたは1人じゃない。そう優しく包み込んでくれる1曲です。

次に紹介するのはONE OK ROCKの「Be the light」です。

こちらの楽曲は自然災害に対して表現されています。

人の力ではどうにもできない台風や地震。

ときには多くの命を奪い、人々を深く傷つけることもあります。

何もできない無力な自分に苦しみ、神に祈ることしかできない…。

それでも日常を取り戻すためには前を向いていかなければなりません。

一緒に気持ち新たに進んでいこうと寄り添ってくれる1曲です。