最後に
「青年は荒野をめざす」の歌の主人公は、わざわざ「苦労」をする方を選んだのかもしれません。
荒れた土地に行けば沢山の試練が待っています。
それでもやり遂げた時の達成感には計り知れないものがあるでしょう。
恐れないで目指して欲しい。恋人や友と別れても心は離れていないのです。
ザ・フォーク・クルセダーズもこの歌の後に、それぞれが違う道を歩き始めました。
独りで新しい道へ踏み出すのは「荒野」を目指す気持ちにもなったでしょう。
グループへのメッセージ、そして時代が変わっても、新しいことに挑戦する人へのエールになっているのです。
「青年は荒野をめざす」は別れではなく、旅立ちのための歌であることは間違いありません。
続いています、ザ・フォーク・クルセダーズの世界
静かに、でも大きく伝えます
続けてザ・フォーク・クルセダーズの楽曲をご紹介します。
タイトルは「イムジン河」です。楽曲は時代に翻弄されたこともありました。
でもザ・フォーク・クルセダーズが歌った曲の中で外すことはできません。
大きな河の流れを表した歌詞には様々な思いが込められています。
移り変わる空の下にある止まらぬ流れ。
静かに静かに歌いつつ、願うのは新しい未来でしょう。
「イムジン河」の歌詞をぜひチェックしてみてください。
ザ・フォーク・クルセダーズ【イムジン河】歌詞の意味を解釈!虹に託す願いとは?祖国に馳せた想いを紐解く - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
大地を分けてしまうように流れる「イムジン河」。自由に行き来する翼があれば悲しい思いをしないで済んだのでしょうか。向こう側に見える空と頭上の空はつながっているはず。その空に願う心を歌詞から紐解きます。
平和を願う歌を残しました
最後に、もう1つザ・フォーク・クルセダーズの楽曲をご紹介します。
タイトルは「悲しくてやりきれない」です。
年月を経て映画のOP曲として起用されました。
映画のタイトルは戦前の生活を描いた「この世界の片隅に」。
このおかげで、多くの人が再び「悲しくてやりきれない」を聴く機会に接しました。
歌詞とメロディーが持つ空気感が映画の中へ自然に溶け込みます。
初めに歌がリリースされた時は、映画に使われることを意識しなかったでしょう。
どうしようもないことに立ち向かうやりきれなさ。
でもそれを乗り越えた、切ないけれど健気な姿が見えます。
画面に向けて心の中から送るエールに込めたのは「平和」です。
詩人が作った歌詞もぜひご覧ください。
悲しくてやりきれない(コトリンゴ)曲×歌詞が現代でも心に響く理由とは?映画『この世界の片隅に』OP曲 - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
戦時中の広島を描いた映画『この世界の片隅に』のOP曲として、話題になったコトリンゴが歌う「悲しくてやりきれない」。実は、この楽曲はとても歴史のある楽曲なのですが、現代でも心に響くということで多くのリスナーの支持を得ています。今回は、そんな「悲しくてやりきれない」を徹底的に紹介します。
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