曲の始まりはベースですが、間奏はエレキギターがしゃしゃり出ます。

腹の底を打ち付けられるような低い音もいいですが、神業のようなギター演奏も魅力的ですね。

よくエレキギターの演奏者でボディ寄りの高いフレット(ハイポジション)で弾くギタリストがいます。

あれを見てすごいと言われるのは、なぜなのでしょうか?

理由は簡単です。

ハイポジションは押さえにくいのです。

なぜハイポジションで演奏するのか?

【Parting shot/SKE48】チームSが歌うクールソング♪「いきなりパンチライン」収録!の画像

「押さえにくいのに、なぜわざわざ難しい弾き方をするのか?」

「ローポジション(ヘッド寄り)で弾けばいいじゃないか?」

と思う人もいるでしょう。

しかし、ハイポジションで弾くのはアピール的要素と効率的要素の二つがあります。

メロディーラインによって、10フレットから15フレット辺りで弾いた方が楽なケースがあります。

ギターのフレットの間隔はボディに近づけば近づくほど狭くなります。

つまり、移動距離が短くなるのです。

テンポがレント(Lento)ならいいですが、アレグロ(Allegro)になると間に合いません。

そこで、指の押さえる箇所を12フレット周辺に集約し、演奏しやすくするのです。

ギターの良しあしにもよりますが、ハイポジションのフレットは押さえにくいものです。

また、フレット間も小指の爪ほどしかないので、隣のフレットに入りそうになります。

そこをロケットのジェット噴射のように高速で弾くのですから、高い技術が必要になります。

そのため、ハイポジションの演奏はスタンディングオベーションになるのです。

レトロなスタンドマイクを使ったダンス

【Parting shot/SKE48】チームSが歌うクールソング♪「いきなりパンチライン」収録!の画像

クールに踊る

ステージを縦横無尽に走るダンスとは一味違う魅惑的なダンス

それが「Parting shot」の特徴です。

移動が少ないのは踊り手にとっては楽ですが、行動範囲が限られるのでダンスで表現する幅も狭まります。

また、フォーメーションダンスに慣れている場合は、踊りにくく感じることもあります。

マイクから半径1メートルほどの小宇宙で自分を表現しなければいけないのですから。

スタンドマイクの魅力

【Parting shot/SKE48】チームSが歌うクールソング♪「いきなりパンチライン」収録!の画像

科学技術の発達とともに無線マイクやワイヤレスヘッドセットが潮流となりました。

今やスタンドマイクで歌うアーティストは少数派です。

そこをあえて、SKE48スタンドマイクで挑戦しています。

一因にはスタンドマイクの方がセクシーに見えることがあります。

昭和の歌謡曲を思わせるような光沢のあるコンデンサーマイク。

レトロ感があって、なじみのない世代には斬新に感じることでしょう。

iPhoneで曲をダウンロードする21世紀にカセットテープでリズムに乗るティーンエージャーもいます。

時代に逆行するような流れの中にも新鮮さは生まれるのです。

衣装はブラックを主流に

【Parting shot/SKE48】チームSが歌うクールソング♪「いきなりパンチライン」収録!の画像

個性が評価される時代へのメッセージ

SKE48の衣装は漆黒ですが、オリジナリティがあります。

一人一人が少しづつ違う衣装になっているのです。

「みんな同じ」が歓迎された昭和は終わり、「一人一人違う」平成がアーティストにも伝播しているのです。

歌詞というのはその時代の日本語が反映されています。

少し前までケータイだったものがスマホ、そしてLINEへと移行しています。

そして、SKE48の支持するメンバーがどんな衣装を着ているのかという楽しみも増えます。

全員同じ衣装で統一感を出すのもいいですが、個性重視でアレンジをした黒い衣装も傑作です。

艶やかなメイクにうっとり!?

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黒髪とルージュの相性は抜群!

センターを陣取る松井珠理奈は黒髪ロングでお茶の間を席捲(せっけん)します。

リップはルージュでファンデーションはナチュラル系です。

黒髪に対してルージュ系の色合いはとても相性がよく、顔のホワイト感が引き立ちます。

また、大人っぽさも加味され、妖しい印象に仕上げられる利点も持ち合わせているのです。

前髪は作らず真ん中で分け、情熱ある表情です。

松井珠理奈はSKE48でも顔が売れているのでファンも多いことでしょう。

テレビの歌番組ではSKE48のメンバーが一堂に会する機会は稀です。

それだけにセンターの存在は重要なウェイトを占めています。

たまにはダンスや歌声に加えてメイクに注意を向けてみるのもいいかもしれませんね。

まとめ