答えを出さずに いつまでも暮らせない
バス通り裏の路地 行き止まりの恋だから
何処かに行きたい 林檎の花が咲いている
暖かい所なら 何処へでも行く
出典: 踊り子/作詞:村下孝蔵 作曲:村下孝蔵
こちらでも比喩表現が巧みに使われています。
「バス通り」は、どんなイメージが想像できますか?
バスは、すでに終点の場所が決まっています。そして例外もありますが、ほぼ人の多く便利な大通りを通りますね。
この歌詞では、そんな「バス通り」ではなく「裏の路地」を描いています。
裏の路地は、行き止まりがある箇所もあり、狭く人が少ない印象があります。それを恋に照らし合わせている部分なのです。
バス通りのように先(ゴール)の見える明るい恋ではなく、裏の路地の不安要素溢れる恋をしているということが比喩されています。
この部分の最後のフレーズにある「明るい場所」。
それはつまり恋の幸せな結末を意味するのではないでしょうか。
幸せな恋の結末になるようなものを必死で、欲しているような、そんなイメージが湧いてきます。
表向きはいいように思えても・・・
表紙のとれてる愛だから かくしあい
ボロボロの台詞(セリフ)だけ 語り合う日々が続き
坂道を駆ける子供達のようだった
倒れそうなまま二人 走っていたね
出典: 踊り子/作詞:村下孝蔵 作曲:村下孝蔵
表向きでは二人の関係は問題ないように思えても、お互いに抱えているのは、不安が大きいということでしょうか。
ここでも「子供達」を比喩で使用しています。坂道をかけていく子供達は、いつ転ぶかもわかりません。この二人の恋にもそんな不安定な要素が大きく現れているんですね。
コード譜!
では、ここで楽器をやっている方に向けたギターコード譜もご紹介しましょう。
非常にシンプルな曲構成ですので、基本的に1番の流れを覚えておけば、そのまま応用ができるのではないでしょうか。まず、歌の出だし部分から記載します。
Em Am7 D G
答えを出さずにいつまでも暮らせない
C Am7 F#7 B7
バス通り奥の路地 行き止まりの恋だから
Em Am7 D G
何処かに行きたい 林檎の花が咲いている
C Am7 F#7 B7
暖かい所なら 何処へでも 行く
出典: 踊り子/作詞:村下孝蔵 作曲:村下孝蔵
ここまでを覚えたあなたは、次へいきましょう!
いよいよサビフレーズになるわけですが、少しだけコードが複雑になります。ぜひマスターして自分なりにこの歌を表現してみてはいかがでしょうか。
Em B7onD# E7onD AmonC
つまさきで立ったまま 君を愛して きた
D G F#7 B7
南向きの窓から 見ていた空が
Em B7onD# E7onD AmonC
踊り出す くるくると 軽いめまいの 後
D G F#7 B7 Em
写真をばらまいたよに 心が 乱れる
出典: 踊り子/作詞:村下孝蔵 作曲:村下孝蔵
実際演奏して歌う時の視点からこの曲を見ると、切なさが主観的ににじみ出てくるような、そんな気がします。
まとめ
ここまで、村下孝蔵さんの「踊り子」についての魅力について特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。巧みな歌詞の比喩表現から、哀愁漂うボーカル等、さまざまなところにセンスを感じます。
もちろん年代、世代を問わずいつまでも愛され続ける名曲の一つだと思います。
村下さんの代表曲「初恋」だけは知っているという方は、特にこの曲もチェックしてほしいですね。きっと「初恋」だけにとどまらず魅力を感じることができるはずです。
いい曲というのは、いつになっても朽ちないものであってほしいですね!
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