時の向こうにゴールはあるの?
辿り着いたといつか言えるの?
生きて行くから どうか光を
幻の空
出典: 出典:時の向こう 幻の空/作曲:梶原由記 作詞:梶原由記
そして2度目のサビです。
1番とは違って「生きて行くから」というフレーズが出てきます。
「果たしてゴールにたどり着くことはあるのか」と不安に思いながらも「生きて行く」。
ううん……まだはっきりとはつかめないですね。
「時の向こう」「幻の空」とは何を意味する言葉なのでしょうか。
「生きて行く」と「還る」という言葉に注目!
もっと深く知るために、ラスサビの歌詞を見てみましょう。
時の向こうに僕等は還る
遥かな故郷、君と行けるの
愛を見つけて超えて行くのは
惨劇の空
夢を見る荒野
出典: 出典:時の向こう 幻の空/作曲:梶原由記 作詞:梶原由記
「還る」というフレーズが出てきます。
「生きて行く」と「還る」。
なるほど。「時の向こう」と「幻の空」は「死」をイメージしたフレーズだったのです。
そう仮定すると「遥かな故郷」とは、この世に生を受ける前にいた場所、つまり前世の自分が還ったところ。
「おおかみかくし」には「輪廻」をテーマにした章があります。作中の世界観ともリンクしますよね。
そして3度のサビで一貫しているのは、死という大きな壁に立ち向かっているということです。
2番までは「愛も見えない」や「ゴールはあるの?」といった悲観的なフレーズがありますが、
最後には「超えていく」と、惨劇を乗り越えるために立ち向かい続けることを表現しています。
「おおかみかくし」に登場する高校生たちには、過酷な運命がついて回りますが、
彼らはハッピーエンドを目指して“惨劇”に立ち向かっていく。
ここからキャラクターたちの心の揺れ、また生き方のようなものが感じられました。
■まとめ
「おおかみかくし」のキャラクターはみな、“惨劇”に見舞われながらも必死に生き続けています。
しかし、これは決してアニメのなかだけではなく、私たちの実生活にも通ずることです。
特に多感な高校生は毎日のように事件が起きることでしょう。
「同級生に告白されること」や「いじめが生まれること」もその1つです。
アニメの世界を独自の言葉で表現したのはもちろん見事です。
それと同時に、皆さんの力にもなる歌詞であることも確かなのでぜひ一度聞いてみてください。
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