ケツメイシの「飲みニケーション」がリアルすぎる!
2018年10月23日、待望のアルバム「ケツノポリス11」がリリースされました。
このアルバムに収録される1曲が「飲みニケーション」です。
この曲はサラリーマンの日常をリアルに描いていてかなり笑えます。
あなたがサラリーマンなら一度は経験したことがあるはずです。
サラリーマンあるあるで上司と部下のやりとりに、思わず歌詞をみながら頷いてしまいました。
メチャクチャ笑える「飲みニケーション」の歌詞を解説します。
また、「飲みニケーション」のMVもチェック!
どうぞ最後までお楽しみください。
「飲みニケーション」の無礼講…
上司に誘われるのは、サラリーマンの日常で良くある光景です。
そしてはじまる無礼講という名の説教地獄、あなたも経験ありませんか?
はっきりいって無礼講と社交辞令の一種で、本気で捉えた部下は馬鹿をみます。
しかし最近は上司が部下を誘うのもパワハラにあたるようで、うかつに食事にも誘えません。
この曲で展開される世界は、「飲みニケーション」が盛んだった頃に良くある話です。
上司も部下も使えなさそうな組み合わせですが、良くあるネタの連発に笑いが止まりません。
早速この曲の歌詞を紐解きます。
無限ループの自慢話
では今からここから無礼講
普段言えない事 素で言おう
何回目?その自慢話
やる事沢山 もう時間無いし
出典: 飲みニケーション/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ.THE COMPANY
無礼講ほど部下が恐ろしく感じることはありません。
「酒の席でかしこまらなくて良い、日頃のうっぷんを晴らして結束を高めようじゃないか。」
こんな台詞を堂々と上司が部下にいい放ちます。
この台詞を皮切りに部下のうっぷんではなく、上司の自慢話が開始されるゴングがなるのです。
「俺の若い頃は…」
「俺がお前くらいの時は…」
部下には面倒に感じる説教にしか聞こえません。
しかし上司の気持ちをフォローすると、そんな部下に期待していて自身のノウハウを伝えようとしています。
ただ酒が入ると同じ話を繰り返し、本当に伝えたいことから脱線してしまうのです。
全ての上司があてはまるわけではないですが、デキる人ほどそんなことを考えています。
スマホいじりが日常の上司
あの報告ミス アンタだろ?
ヤッたんだろ?てか簡単だろ!
たまには見せてよお手本を
またコソコソやんなよポケモンGO
出典: 飲みニケーション/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ.THE COMPANY
部下からみると上司の仕事が楽にみえて仕方ありません。
お互いに任されている業務内容が違うので当然なのですが。
空いている時間にスマホをいじるような上司は大抵、部下がいじると指導します。
上司は部下にバレていないと勘違いしていますが、下の者は良く観察しているのです。
こんな姿にやる気がなくなる気持ちもわかります。
部下の業務は細かい仕事まで果てしなくありますが、上司は取引先の企業との関係作りが重要な仕事です。
デキる人ほど仕事をしていないようにみえますが、業務のプランニングなど要領よく済ませています。
その空き時間に気晴らししたくなる気持ちもわかりますが、スマホいじりはいけません。
パフォーマンスだとしても、部下の仕事のフォローをするような仕草がみえると良いのですが。
出ました必殺「本を読め!」
はぁ?ボケ?コント?トボけとんの?
ホント知識無さすぎだ読め本を
貴様に無い成長する気持ち
必死さこそ成功生む命
大事な案件メールで報告
連絡、相談、飛ばす冒涜
コレが「ゆとり」と言うヤツか?
巷で「疎い」と聞くカスか。。
出典: 飲みニケーション/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ.THE COMPANY
上司の鉄板の言葉「本を読め!」ですが、これほど意味のない台詞はないと考えられます。
確かに知識を増やすために本を読むのはとても大切なことです。
しかしこの曲の関係では、全く意味のない捨て台詞になります。
本は自発的に読んでこそ意味のあるもので、やる気がないのにいっても効果がありません。
そして年配者の悪いところは「ゆとり世代」と1くくりにまとめることです。
この上司も若い頃は、「今の若い連中は…」といわれた経験が必ずあります。
そんなことをいわれた当時は、「こんな上司には絶対ならない!」と心に誓ったはずです。
ところがいざ逆の立場になると口走るという器の小ささにあきれてしまいます。
自慢する時間があるなら覚えろ!
はい、はい、出ましたお説教
お決まりの「ゆとりだから」で結構
次は「良かった、あの頃は…」か?
もういいから覚えろパソコンから
メールもしてます使い分け
無駄な電話に報告 ウザいだけ
怒鳴った続きは飲みニケーション!?
身になりません そのノリにテンション
出典: 飲みニケーション/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ.THE COMPANY
確かに部下のいうことも良くわかります。
業務が多忙な一般職には、効率よくスピーディに仕事をこなさなければならない事情があります。
そんな状況なので報告もメールで済ませるのですが、受け取る上司がメールをチェックしない。
マニュアルで育った世代に良くある話で、とにかくパソコンを嫌うのです。
部下にしてみれば、報告がねじ曲がらないようにメールで証拠を残しています。
電話で報告してもまともに伝わらないからです。
そんな上司は電話での報告が基本で、メールで送っているのに怒鳴る始末。
そのフォローで酒に誘いますが、このような状況を部下が理解できるはずがありません。