カリスマのカタマリ
安定感抜群の実力派バンド
いやー久々にガンガン聴きました。L'Arc~en~Ciel。
歳がバレそうでアレなんですけど、シングルリストを見ても1997年から10年ぐらいの我が青春ドンピシャゾーンにおいては、カラオケで歌えない曲が一曲もない。凄い。
歌うの難しいんですよねラルクの楽曲は。ンネォユニィヴァ~ス。友達でここの部分成功してる人見たことないですよ。みんな死にそうになってる。素人にはきつい。
でもメロディが持つぶっちぎりのカッコよさとどこか儚い芸術的な歌詞が、何といいますか歌ってるとものすごく気持ちよくて。恍惚感といいますか。歌っちゃうんですよね。
デビュー25周年を迎えてもなお勢いの衰えない、日本が誇る実力派バンド。今回はその中から2005年発売の「Link」をピックアップしますよ!
鋼の錬金術師×L'Arc~en~Ciel
数々の主題歌を提供!
さてL'Arc〜en〜Cielといえば、ハガレンこと「鋼の錬金術師」。最近、山田涼介さん主演で実写映画化もしたばかりなのでご存知の方も多いかと思います。
そしてアニメ版ハガレンの楽曲と言えばやはり彼らでしょう!今回の映画版だけでなく、テレビシリーズのテーマソングも提供していました。それがこちら。
ニューヨークで歌ってはる…すごい…
そうそう、この楽曲は海外の方の人気が高い一曲でもあります。みなさんブチ上がってます。そら叫ぶよね。ちなみにこの「READY STEADY GO」は、テレビアニメ第二期のオープニングテーマでした。
当時は「ラルクがアニメソング…?」と思ったものですが、歌に合わせて目まぐるしく変わる映像がばっちりハマって、超カッコよかったのを覚えています。
まずは映像をチェック!
めっちゃ楽しそう。そしてhydeさん、しれっと歌ってますけどやはり素人には難易度が高いっす。3回目のサビを迎えることなく酸欠で倒れそう。
いやーしっかしラルクのライブはホント楽しそうですねぇ。皆さんガンガンに飛んでますがこれは飛んじゃう。絶対飛んじゃう。煽りも素敵。たまらん。これは煽られちゃうなー。
歌詞をチェック!
世界にどっぷりハマれる言葉の数々
さて今回の「Link」は、「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」の主題歌でした。
作詞するにあたり、ハガレンの映画スタッフとしっかりミーティングをして臨み、またオープニングで流れる楽曲なのでネタバレにも気をつけたとのこと。
またhyde自身も、事前に作品を観て研究した上で制作に臨んだとあって、アニメの世界を驚くほど自然に反映した楽曲となっています。
アニメ作品自体も世界観が独特で強烈ですし、L'Arc〜en〜Cielというアーティストも、もはや「L'Arc〜en〜Ciel」というジャンルを作り上げたぐらいの人達ですから、
個性や世界観がぶつかってしまう…かと思いきや、いやはや失礼しました。そこはさすが実力派。その世界に近づきつつも入り込みすぎることはなく、自分たちの音楽や世界をしっかり作っています。
見事な融合でございました。
覚えているかい?
幼い頃から爪先立ちで届かない扉が有ったよね
時間を忘れて彷徨い尽くした
迷路の道はいつもそこに行き当たる
出典: Link/作詞:hyde 作曲:tetsu
「鋼の錬金術師」という作品自体は、とある兄弟が主人公。
錬金術の禁忌を冒し、「真理の扉」を開いてしまったがゆえに、代償として身体の一部分を失ってしまった兄弟が身体を取り戻す話です。(超ざっくり)
詞を書くにあたり兄弟愛もテーマの一つだったとのことで、一行目のこの問いかけも兄から弟、弟から兄…どちらとも取れますが、兄弟同士の問いかけなのでしょう。
そして前述の通り「扉」も本作のキーワードの一つ。「届かない扉」は、彷徨い尽くしてもいつもそこに行き当たってしまう。
その結果、二人はその扉をどうしたか…は原作を読んだ方はご存知の通りですが、映画のみならず原作の世界観をしっかりベースに取り入れて作られているのがわかります。