主人公が気づいたこととは?
(※)自由はどこにある? そうだ いつだって目の前にあるんだ
もう 何も邪魔するものない 好きなことやればいい
自分が勝手に縛られて ルールや常識の外へ出ないだけ
存在などしてない 想像のCage
Wow…
出典: Cage/作詞:秋元康 作曲:水流雄一朗
主人公はもう一度自由についてよく考えてみました。
自由に生きることを諦められないから、自由について再確認したのでしょう。
今まで、自分は不自由な暮らししかできない…と思い込んでいた主人公。
でもそれはただの思い込みであって、自由な人生を選択することは自分もできる!ということに気づいたのです。
ルールや常識にとらわれてしまっていたせいで"どうせ自分は自由に生きることができない"と諦めていただけでした。
自分に言い訳するのをやめて勇気を出して一歩踏み出せば、いつだって自由な生き方ができるのです。
2番~ラストの歌詞
自分の求めているものは本当にあるの…?
もしも 鳥籠の窓 開けてしまったら
逃げ出した鳥はどこへと飛んで行く?
空の向こうに行きたい場所 叶えたい願いや夢が
あると言うなら それもいいけど・・・
出典: Cage/作詞:秋元康 作曲:水流雄一朗
自由に生きることができる!と気づいた主人公。
ただ、新しい世界へと足を踏み出すのは、とても勇気がいることです。
自由を求めて今の生活から抜け出したとしても、その先に主人公が求めているものは本当にあるのか不安を感じています。
でも、もし自分の求めているものがあるのなら、新しい生き方をしてみよう!と前向きに検討しているようです。
今の生活にもメリットはある
僕が作り上げたただの思い込みを信じてただけなのかな
ここを出られないなんて被害者意識だった
見えない籠に閉じ込められている方が都合がよかったんだろう?
カーテンをまた閉めようか
日差しが昨日よりも眩しかった
Oh…
出典: Cage/作詞:秋元康 作曲:水流雄一朗
"不自由な暮らしから抜け出せない"というのは、主人公の勝手な思い込みだったのです。
被害者意識を抱えながら今まで生きてきましたが、不自由な暮らしを強制していた人物は、他ならぬ主人公自身だったのでしょう。
自由な生き方ができるということを知った主人公。
なのに「カーテンをまた閉めようか」といったネガティブな言葉を発しています。
今の生活は不自由かもしれませんが、その一方でメリットもあるのでしょう。
経済的な安定や、有利な肩書きを持っているなどの良い面もあるから、正直手放すのは惜しいと思っているのかもしれません。
でも、どんなに魅力的なメリットがあったとしても、不自由なことに変わりはないのです。
ついに自由な生き方をスタートした主人公
世界は広いんだ きっと まだ知らない何かがあるはず
そう探してみる価値はあるよ ここから飛び出そう
誰にも僕を止められない 強い風が遠くから吹くように・・・
自分を試したくて 壊されたCage
出典: Cage/作詞:秋元康 作曲:水流雄一朗
主人公は、ついに新しい人生をスタートする!と決意します。
「壊されたCage」とあるので、今までの不自由な暮らしからはもう脱却したのでしょう。
この先の人生にどのような未来が待っているのか、誰にも予想することはできません。
それでも、きっと自分にとって良い人生が待っていると信じて、主人公は新しい第一歩を踏み出したのです。
ずっと憧れていた自由な人生をスタートした主人公。
自分の探しているものを求めて、ひたむきに生きている様子が描かれていますね。
自分を束縛しているものなんて存在しない
人はみな そこから動かないけど
誰も何も束縛してないんだ
傷つく可能性 不安だけで諦めている
籠の鳥よ
Oh…
出典: Cage/作詞:秋元康 作曲:水流雄一朗
"自分は不自由な生き方しかできない…"という思い込みは、多くの人がもっているのではないでしょうか。
自由な生き方をして傷ついたり、失敗するのが怖いから自由な生き方を諦めている…。
そんな人に向けて、主人公は「誰も何も束縛してないんだ」というメッセージを送っています。
自分を不自由にしている「籠」(=束縛しているもの)なんて本当は存在しないのです。
どんな人にも自由は与えられているし、選択をするのは自分自身なのだと訴えかけています。