2ヶ月前に知り合った女性に想いを寄せる男性の物語です。

彼は女性にあまり慣れていなくて、恋愛に不器用な様子が伝わってきます。

経験がないからこそ、一生懸命彼女を喜ばせようとするピュアな心がとても素敵です。

彼にとっては記念日、でも彼女にとっては…

他愛も無い細やかな記念日
暦にそっと記してた
「今日何の日だっけ?」
って尋ねると少し戸惑って答えた
「前の彼氏の誕生日だ。」
と笑って答える笑顔歯がゆい
そんな話は耳を塞ぎたくなるんだよ‥

出典: 赤い糸/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎

女性の方が付き合った記念日や結婚記念日を大事にしているイメージがあります。

男性はそれを忘れてすごく怒られる…みたいなシチュエーションです(笑)

ここでは彼が彼女と過ごした記念日をとても大切にしていました。

しかし彼女は、彼との記念日ではなく、元彼の誕生日を思い出してしまうのでした。

まだ元彼のことが心の中に残っている様子が分かり、彼の気持ちを考えると切なくなります。

届かない想い

確かに君が彼といた3年の
思い出にはまだ敵わない
それでもこんなに好きなのに
すれ違いの数が多すぎて

出典: 赤い糸/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎

元彼とは3年付き合っていた彼女。

彼とはまだ知り合ってからたった2ヶ月しか経っていません。

一緒に過ごした時間が短くてもお互いを想う気持ちがあれば愛情は深め合えます。

でも、彼女はまだ気持ちの整理がついていませんでした。

ふとした瞬間にまだ諦めきれない元彼のことを思い出してしまうのです。

目の前にいる彼に申し訳なさを感じながら…。

それでも彼はやっぱり彼女が大好きなので、彼女にもできれば自分の方を向いてもらいたいのです。

なかなかうまくいかない現実に、彼は心が挫けてしまいそうになってしまいます。

答えが出るまで待つよ

心の通わぬやりとりばかり
これ以上繰り返すよりも
あなたの心が答え出すまで
このまま2人会わない方が
それが明日でも5年先でも
いつでもここで待ってるから
約束しようよそして2人
心に赤い糸をしっかり結んで

出典: 赤い糸/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎

彼は彼女と距離を置くことを選びました。

好きなのに会えないのは本当に辛いと思います。

でも、彼女がちゃんと気持ちに整理がつけられるように待つことを決めたのです。

好きだからこそ、相手の気持ちを尊重してあげる姿がとっても男らしく思えました。

自分の気持ちに答えが出たらまた会おうという約束をして一旦お別れします。

期限は彼女の気持ち次第なので、いつになるかは全く分かりません。

あれから1年

あの頃蕾だった花はもう
艶やかな色をつけた
秋が過ぎ冬を越え枯れ果てた
今の僕を映してる
時間ばかりが無情にも過ぎ
途方に暮れる瞼の裏に
他の誰かと歩く君の姿が浮かんで‥

出典: 赤い糸/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎

歌詞から、季節が移ろいでいく様子が分かります。

待つとは言ったものの、あまりにも時間が経ち過ぎてしまい、彼は不安になってしまいます。

もしかしたら待っているのは自分だけで、彼女はとっくに前に進んでいるのかもしれない……。

信じて待つと決めたのに、そんなことを考え出したらキリがありません。

ついに…

もう2度と会えないような気がしていた
いっそ会わずにいようかとも
張り裂ける胸おさえながら
信じてきたその答えが今‥

出典: 赤い糸/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎

頭によぎるのは、もう彼女には会えないかもしれないということばかりです。

何年でも待てると思っていたけれど、1年の月日が経つとさすがにその自信もなくなってしまいます。

そんなある日、ついにこの関係を大きく変える出来事が起こるのです。

二人の関係はどうなったのか?

彼女からの便り