琥珀色に熟成されたCMソング
実績を重ねたロングセラー
サントリーのウイスキー「サントリークレスト12年」のCMソングとして企画制作され、1990年から1991年にかけて使用された楽曲である。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ウイスキーが、お好きでしょ
レモンサワーやウーロンハイと比べると、ターゲットの年齢層がやや上なのがウイスキー。
銘柄によって味に個性があるので、お酒は好きだけど苦手意識を感じている人がいたのも事実です。
グラスに注がれたウイスキーの色は『琥珀』。
大人に似合う沈んだブラウンイエローは渋みを感じさせる色。
ザックリですが、ウイスキーはこのように作られます。
ウイスキーは、蒸留酒の一つで、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、これを発酵させ蒸留したものである。木製の樽に詰められ数年以上エイジングして熟成させることによって豊かな風味と色を呈する。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ウイスキー
始めは演歌系…?
「ウイスキーが、お好きでしょ」が最初にCMで流れた時、歌い手は演歌の女王でした。
「ウイスキーが、お好きでしょ」は、石川さゆりが1990年に発表した楽曲である。1991年2月21日には、SAYURI名義のシングルとしてリリースされた。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ウイスキーが、お好きでしょ
当初歌を担当したのは石川さゆりさんでした。言うまでもなくベテラン演歌歌手。
石川さゆりさんが歌う「ウイスキーが、お好きでしょ」は、日本有数のネオン街のお店が浮かびます。
お酒を長く愛する人たちに届く声が高評価を得ました。
歌詞もメロディーも余韻を残したままCMは一旦終了。
じわじわと心に沁みる楽曲は、TVのCMと共に復活します。
選ばれた歌声
2007年から、サントリー角瓶のCMソングとしてリバイバル使用された。2009年2月から2010年3月にかけてはゴスペラーズによるアカペラバージョン、同年4月からは竹内まりやバージョンが使用されている。 2011年からはハナレグミバージョン、その後も田島貴男バージョン、さらに浜崎貴司バージョンなどがオンエアーされた。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ウイスキーが、お好きでしょ
竹内まりやさんの声で「ウイスキーが、お好きでしょ」が流れた期間はそれほど長くありません。
とても貴重なCMでした。
当初リリースした石川さゆりさんの歌に見えるのは、演歌色を感じる夜とお酒。
今回ご紹介する竹内まりやさんは、言うまでもなくポップス系シンガーです。
違うステージで展開する竹内まりやさんの「ウイスキーが、お好きでしょ」にプラスされたのは透明感。
竹内まりやさんが作り出す独特の空気を探りつつ、歌詞世界を深めていきましょう。
甘くドライな声で
女子一人飲みも大丈夫
竹内まりやさんの声を文章にすると『甘いけれど湿度は低く、涙の後に幸せを描ける声』。
べたべたと残らない声は、辛い別れも倫をそれた関係も、短編小説のように歌います。
幸福な場面が展開するだけではない「ウイスキーが、お好きでしょ」。
竹内まりやさんが歌えば、女子が一人でも入れるお店がイメージできます。
時間帯は黄昏を過ぎて、夜にすっぽりと包まれた頃が似合いそうですね。
少し微笑むように歌詞を丁寧に伝えてくれる竹内まりやさん。
今夜の「ウイスキーが、お好きでしょ」は気持ち良く酔えそうです。