日本最高峰のシンガーソングライター、竹内まりや

竹内まりや「駅」に隠された真実とは…?!中森明菜と真逆の解釈と熱いバトルが!話題の歌詞の意味に迫る!の画像

曲がリリースされるたびに話題に上る、シンガーソングライター竹内まりや

彼女が生み出す楽曲は、心に沁みるものばかりです。

そんな竹内まりやデビューは1978年で、シングル『戻っておいで・私の時間』とアルバムBEGINNING』をリリースしています。

今でこそあまり表に出ることがほとんどありませんが、竹内まりやの類稀なルックスもありデビュー当時はアイドルのような音楽活動をしていたのだとか。

しかしあまりにも過密なスケジュールをこなしていたばかりに、シンガーとして大切な喉を痛めてしまい一時は活動休止を決断しています。

山下達郎との結婚後は家庭生活を優先しつつ、作詞や作曲を提供したり時には自身で歌うなどマイペースでの音楽活動を現在まで維持し続けています。

低音ボイスが心を和ませる

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竹内まりやの特徴は低めの歌声で、落ち着いた雰囲気の楽曲としてまとまることにあります。

本来女性シンガーというと高めのトーンボイスが多い中、低音ボイスの竹内まりやの歌声は聴く人を魅了する秘密の一つ

しかも彼女の低音ボイスは一般人の声質でも歌いやすいというメリットがあり、カラオケでも定番の持ち歌として選ぶ人が多いです。

代表曲の多いシンガー

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竹内まりやの特徴として外せないのが、リリース楽曲の多さにもありますが代表曲が多いことです。

自身の名義でリリースしたナンバーに限定しても、『純愛ラプソディ』や『シングル・アゲイン』など挙げればキリがないです。

他のアーティストに提供した楽曲もヒットしており、ヒットメーカーとして日本のミュージックシーンのトップを常に走っています。

竹内まりやの代表的な一曲『駅』

駅/A fter Years
Posted with Amakuri at 2017.10.27
竹内まりや

代表曲が多い竹内まりやですが、最も好きな曲を聞かれるとたくさんありすぎて答えるのも難しいです。

そんな竹内まりやの名曲の一つである『駅』は、1987年リリースされました。

駅』と同時収録されたのは『AFTER YEARS』で、両A面シングルとして発売。

作詞と作曲はもちろん竹内まりや本人ですが、タイトルからも見て取れるように「駅」を舞台にした恋物語は多くの支持を得ています

このためシングル『駅』は竹内まりやの代表曲でもあり、『Impressions』や『Expressions』などのベストアルバムにも収録される定番ナンバーです。

バックサウンドを抑えて物悲しさを演出

シングル『駅』が特徴的なのは、バックサウンドを抑えたナンバーであるという部分です。

一般的に楽曲の構成として、ピアノやギターでメロディラインを作りそこにドラムのテンポでパンチを効かせていきます。

しかし竹内まりやの『駅』はそういったサウンドを極力抑え、彼女の歌声を前面に出したナンバー。

曲の1番目は電子サウンドを控えめに入れ、2番目は楽曲に若干の盛り上がりを見せるためにドラムを取り入れる程度です。

このため『駅』は竹内まりやの落ち着いた低音ボイスがストレートに聴こえ、歌詞にも注視しやすいのがポイントです。

ダイレクトに心に沁みる歌詞

シングル『駅』の魅力は、歌詞にも潜んでいます

「駅」というと電車の乗り降りができる場所というのが一般的ですが、出会いと別れの場所という面も持ち合わせています。

竹内まりやはそれを歌詞に閉じ込め、男女の切ないラブストーリーとして作り上げています。

しかも歌詞に含まれる一つ一つがダイレクトに心に刺さり、深みのあるナンバーになっているのが特徴です。

もともとは中森明菜への提供曲だった!?

シングル『駅』は1987年リリースですが、実は前年の1986年に世に出たナンバーです。

というのも制作当時竹内まりやは自身で『駅』を歌う予定はなく、アイドル歌手へ提供するための一曲でした。

その相手というのが中森明菜です。

もちろんこのナンバーは中森明菜本人が歌い、1986年リリースのアルバム『CRIMSON』にもしっかり収録されています。

しかし収録されたナンバーを聴いた、夫の山下達郎が歌詞の解釈に違和感を感じて竹内まりやにセルフカバーをすすめたのが経緯です。

このため中森明菜バージョンとは別に竹内まりやが収録し、リリースしたのが1987年のシングル盤なんです。

歌詞の解釈も全く違っていた