みきとPという作家
ボーカロイド作品でデビュー
みきとPは2010年にボーカロイドによる楽曲「こくはく」を公開してデビューしました。
その後も作品制作を続け、2012年公開の「いーあるふぁんくらぶ」でついにスマッシュヒットを飛ばします。
これをきっかけにネットミュージックシーンにおける人気を確立したみきとP。
その後も「サリシノハラ」「バレリーコ」「ロキ」がニコニコ動画内で100万再生を数える大ヒットを記録しています。
ボカロPだけに留まらない活動
現在は、みきとP(ボカロP)としての活動だけにとどまらず音楽作家mikitoととしてもアイドルや様々なアーティストへの楽曲提供を数多く手掛けるなど幅広く活躍中。
出典: http://mikitop.com/#content_profile
最近はネットミュージック出身のシンガーも多く活躍していますよね。
みきとPも彼らへの、mikito名義での楽曲提供を中心にプレゼンスを高めています。
ロックサウンドをベースに、ネガティブな感情にも寄り添った表現を得意とする彼。
今後もヒットナンバーを生み出してくれることは間違いないでしょう。
今回は、そんなみきとPのヒット作「バレリーコ」に迫ります!
バレリーコ
ロングヒット
「バレリーコ」が公開されたのは2014年7月28日。原曲はボーカロイドGUMIを利用した作品でした。
2018年1月29日にニコニコ動画内で100万再生を達成。
爆発的なヒットとなった「いーあるふぁんくらぶ」と比べてしまえば時間のかかったミリオン再生でしたが、それだけ長い間愛された楽曲とも言えます。
本人歌唱verもアリ!
「バレリーコ」は、みきとPによる本人歌唱verも公開されています。
落ち着いていながらも色気のあるヴォーカルワークで原作とはまた違った雰囲気が味わえます。
しかし、何と言ってもさすが原作者、圧倒的な「これだ感」が漂うのは気のせいではないでしょう。
原曲と合わせてこちらもチェックを。みきとP歌唱版はMVも専用のものになっています。こちらも見逃せません。
MVが面白い!
このMV、ちょっとしたユーモアが随所にちりばめられていて、そのことが話題を呼んでいます。
まず通知表のテンプレートに歌詞が表示されていくというちょっぴり変わった演出。
ちゃんと左側には科目の表示もあります。「壹・貳・総(壹は漢数字の一、貳は二の旧字体)」は、一学期、二学期、総合、の評価でしょうね。
画面右下には時折「愛島高等学校映像研究会」の文字が。愛島(あいらんど)はみきとPのアーティスト名ですね。
時折挿入される「映倫」のロゴもユニークです。
「バレリーコ」の歌詞世界
さて、それでは「バレリーコ」の歌詞に迫っていきましょう。
あらかじめお伝えしておきますと、解釈は筆者本人によるものです。一部みきとP本人の情報を引用しています。
解釈は個人個人、自由にするものですから、あくまでもひとつの解釈として読み進めていただけますと幸いです。