ボカロP・みきとPによる大人気曲!
ポップなアジアンテイストが可愛い♪
今や多くの音楽ファンも注目するジャンルの1つである、VOCALOID。
初音ミク等の音声ソフトVOCALOIDで、様々なクリエイターが楽曲を発表するようになりました。
今や日本中で人気のあの米津玄師も、元々はこのVOCALOIDを使って楽曲を制作してたんですよ。
今回ご紹介するのは、そんなVOCALOID界でも今人気のプロデューサーの1人。
実際の楽曲はこちら!

VOCALOIDの中でも人気の鏡音リン、GUMIを使って作られたこの曲。
早速MVとあわせて、一度実際に楽曲をお聴きいただければと思います。
アジアンテイストな楽曲の雰囲気にあわせて、MVでは中華服を着た鏡音リン・GUMIが登場。
パンダの被り物をしてカンフーを踊る、2人の姿が可愛いアニメMVですね。
そんなこの曲では、一体どんな内容が歌われているのでしょうか?
ここからは早速歌詞の内容について、解説を始めていきたいと思います。
早速歌詞を見ていこう
いざ、中国語のレッスンへ!
神戸中央区元町。(駅前)
今日から ドキドキニイハオハンユー講座
大人、中高生、おばちゃんに 「…こんにちわ」
「ダメダメここではあなたも“你好”!」
出典: いーあるふぁんくらぶ/作詞:みきとP 作曲:みきとP
你好(ニーハオ)が中国語で「こんにちは」という意味なのは、きっと皆さんもご存知でしょう。
汉语(ハンユー)というのはいわゆる漢語、広義での「中国語」という意味ですね。
この歌は、中国語の駅前留学に通う事となった人物が主人公となっています。
神戸市中央区にある元町駅は、目と鼻の先に中華街のある土地。
ですので、きっと駅前にはたくさん中国語のスクールがあるのでしょうね。
緊張のレッスン初日、ドキドキしながら教室のドアを開ける主人公。
すると部屋の中には、大人から学生まで幅広い年齢の人が。
同じレッスンを受ける事になる仲間への初めての挨拶も、ぜっかくなら中国語で話してみましょう。
マジで…。テキスト三ページ(早くも)
ここはとにかく羞恥心に勝つぞ
一万三千円の月謝は(安くない)
好好大家 ご機嫌いかが
出典: いーあるふぁんくらぶ/作詞:みきとP 作曲:みきとP
学生時代に、英語の授業を受けていた時のことを思い出してみて下さい。
英語って難しい、あるいは英語を音読するのは拙くて恥ずかしい、と感じたことがある人も多いはず。
これは英語だけではなく、中国語に関しても同じこと。
どうやら主人公は早速テキストの3ページ目から、中国語の音読に恥ずかしさを感じているようです。
学校の授業であれば外国語は筆記のみが多いですが、外国語教室ではそうはいきません。
何せ実際に外国語を使って、会話ができるようになるのがゴールなのですから。
まだまだ喋り方が拙いのは、きっと周りの人も同じです。
恥ずかしくて喋れない、なんて言っている場合ではありません。
決して安くない月謝を払っているのですし、しっかり中国語をものにしなければ勿体ないですね。
中国語を習い始めた理由とは?
『お母さん お馬さん』(媽 馬)
『ここはどこ 君は誰』(你是誰阿)
大好きなワン・リーホンに 大好きだって言うため
出典: いーあるふぁんくらぶ/作詞:みきとP 作曲:みきとP
中国語の難しさを伝える際によく使われる構文として、「媽罵馬嗎」というものがあります。
日本語に訳すと「お母さんが馬を叱る」という意味のこの言葉。
実は発音すると「マーマーマーマー」という形で、全てマーと読むんです。
同じマーという発音でも、中国語は声の高低で意味が変わります。
その面白さをついた構文となっているのが、こちらのフレーズなんだそう。
「你是誰阿」は「ニーシーシェイアー」、実際の会話でも使えそうなフレーズですね。
そしてここで、主人公がどうして中国語の教室に通い始めたのかが明らかになりました。
どうやら主人公はワン・リーホンという歌手が大好きな様子。
いつか彼に会って直接愛を伝えたい。それがレッスンに通い始めた動機だったようです。
…しかし実はこのワン・リーホンは、アメリカを拠点として活躍している中国人歌手。
ですので、英語でもよかったのでは?という疑問はここだけの話にしておきましょう。