切なく、心に刺さる歌詞

相手のために自分の募る思いに蓋をする、切なくもポジティブな楽曲

彼のことが忘れられない、でもお互いのために未来へ進んでいかなくちゃと悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

いつまでも忘れられない彼や彼女のこと。

お互いに思いあっているのに、すれ違いやいろんな状況によって別れなくてはいけないことがあったりすることもありますよね。

この曲は、そんな思いを歌詞にして、相手の未来のために自分の思いに蓋をしていくんだという決意をポジティブに歌っています。

夢にまで出てくる、切ない思い出

相手を思い、眠れない夜を過ごす日々

5:00 in the morning, いつもより少し早く目覚めるよ。
独りきり 泣いてないのに
涙がこぼれ落ちている
悲しくも懐かしくもないのに 切ないのは何故?
朝日にも訪ねてみよう
返事もないまま Stand up

出典: TOKI / 作詞 SHIROSE from WHITE JAM:作曲 SHIROSE from WHITE JAM・Naoto Okabe・SHIMADA from WHITE JAM BEATZ

「5:00 in the morning」から始まる歌詞は、眠れない夜を過ごした主人公の寂しさを想像させます。

夢にまでも彼女が登場し、寂しくて枕が濡れていたのでしょうか。そんな情景が目に浮かびます。

ただただ彼女が恋しい。そんな切ない気持ちをどうにかしたくても、毎日朝は来る。

とりあえず、その日を過ごしていかなければいけないから、この気持ちを抱えたまま今日も起きる。

そんな切ない状況をこの歌詞から想像してしまいます。

彼女のことを思い、自分の気持ちを押し込める切なさ

遠くにいる君もきっと 同じ気持ちでいるのだろうな
携帯の中に弱気な言葉が並んで またすぐに消して
立ち上がる力もない でもこんな姿は見せられはしない
あの日捧げた言葉を 嘘にしないように
思い出したよ

出典: TOKI / 作詞 SHIROSE from WHITE JAM:作曲 SHIROSE from WHITE JAM・Naoto Okabe・SHIMADA from WHITE JAM BEATZ

「遠くにいる君もきっと同じ気持ちでいるのだろうな」という歌詞からは、まだお互いに思いあっていることが伝わってきます。 

そんな中、自分がどんな気持ちかを伝えたくて、携帯を手に取ってどんなに寂しいか、会いたいかを文字にしていきます。

でも、お互いの未来を思って別れたからこそ弱音を吐くことはできないのです。

「あの日捧げた言葉を嘘にしないように」そう思って、自分の思いを記したものを削除します。

なんと切ない状況なのでしょうか。どんな言葉を彼女に投げかけたのでしょう。

彼女のことを想うからこそ、自分の想いはしまうのです。

大事なことに気づいた、でももう遅いんだ

悲しく切なくも、ポジティブなサビ

時を止めるより 今を生きよう
過去を捨てるより 僕らの未来を育てていこう
何度も強がっていたけど
富谷名誉より大事なもの 今になってわかったんだ
それでも気づかないフリしなきゃ

出典: TOKI / 作詞 SHIROSE from WHITE JAM:作曲 SHIROSE from WHITE JAM・Naoto Okabe・SHIMADA from WHITE JAM BEATZ

「時を止めるより今を生きよう」という歌詞。時が止まってしまえば、過去を捨て去ってしまえばどんなにラクでしょうか。

それでも今を生きようと、また未来を見据えて前向きに生きていこうと思うのです。

でも、分かってしまったことがある。でも、もう遅い。

それでも気づかないフリしなきゃ」と、その思いを自分の中にそっとしまっておくと決意する彼。

お互いの未来のためを思うからこそ、自分の思いを押しとどめる。ポジティブなのに、とても切ない気持ちになる歌詞です。

過去に戻れたら、と願う主人公の思い

募る想い、でも踏みとどまらなきゃいけない