デビューシングル「キュン」のカップリング曲

日向坂46【耳に落ちる涙】歌詞の意味を考察!耳に涙が落ちるってどんな状況?涙を拭わない理由も解説!の画像

日向坂46の記念すべきデビューシングルといえば「キュン」です。

デビュー当時、さまざまな場所で「キュン」が流れていたため、この曲を知っているという人は多いでしょう。

今回紹介するのはその「キュン」に収録されている「耳に落ちる涙」というカップリング曲です。

カップリング曲ということもあり、ややマイナーな作品ではありますが、知る人ぞ知る"隠れた名曲"になっています。

流れるような美しいピアノの音色。

そして、透明感のある歌声で歌われる恋のバラードは、モヤモヤする気持ちを洗い流してくれますよ!

ちなみに「耳に落ちる涙」が収録されているのは「キュン」のType-Aのみです。

Type-B、Type-C、通常盤には収録されていないため、「耳に落ちる涙」のCDを購入したい人はお間違えのないようお気をつけください。

主人公は女性?それとも男性?

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「耳に落ちる涙」の歌詞では、主人公の一人称が"僕"になっています。

そのため、この楽曲は"男性目線で歌われているもの"という印象を受ける人も多いでしょう。

ただ、歌詞の内容を読んでみると、恋に悩んでいる女性の気持ちを歌っているようにも見えます。

この曲に限らず、他のAKBグループや坂道グループなどの作品でも"僕"という一人称をよく使っている秋元康さん。

"僕"という一人称を使うことについて「特に意味はない」といったコメントをしたこともあるのです。

明らかに男性目線で書かれている曲もありますが、女性目線に見える曲もたくさんあります。

そのため、私個人の意見ではありますが「女性目線でも聴けるし、男性目線でも聴ける」といった認識でこの楽曲を聴いています。

主人公が思いっきり泣いている理由を歌詞から読み取ろう!

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それでは「耳に落ちる涙」の歌詞の内容を、具体的に紹介していきましょう。

君に対して好意を抱いている主人公。

しかし、思うように2人の関係が進展せず、モヤモヤしている気持ちを歌詞の中で描いています。

一体なぜこの主人公は、君のことを思いながら涙を流すのか。

その理由を歌詞から探っていきましょう。

1番の歌詞

2人の関係は良くない方向に向かっている…?

ふと一週間を振り返り
楽しいことは何もなかったと
思い始めたら
悲しくなって来たんだ

出典: 耳に落ちる涙/作詞:秋元康 作曲:西井昌明

主人公はここ一週間であった出来事について、思いを巡らせています。

「楽しいこと」とは、"君と一緒に過ごした楽しい時間"のことを指しているのでしょう。

君との距離をもっと近づけたいのに、一緒に時間を過ごすことすらできなかった主人公。

もしくは、一緒に過ごす時間はあったけど、悪い展開を迎えてしまった可能性も考えられます。

とにかく、2人の関係が良い方向に向かっているとはいえない状況であることが、ここの歌詞から読み取れますね。

友達以上恋人未満の関係

君と僕とのあやふやな関係
はっきりさせたいわけじゃないけど
なぜか気になって
何度 寝返り打つのだろう

出典: 耳に落ちる涙/作詞:秋元康 作曲:西井昌明

君と主人公の関係は、友達以上恋人未満なのでしょう。

恋人になりたいという気持ちは持っているけど、告白をしたり、君の気持ちをストレートに聞くのは怖くてできないようです。

なので、今の関係をダラダラと続けてきたのだと思います。

しかし、関係をダラダラ続けるのはもう嫌だと思い始めたのでしょう。

君との関係について一度考え出すとどんどん気になってしまい、全く眠れなくなってしまいました。

電気も消さずに悩み続ける主人公

部屋の電気消せず ずっと明るいままで
天井を眺めてた
シングルベッドで…

出典: 耳に落ちる涙/作詞:秋元康 作曲:西井昌明