LiSA×Uru【再会（produced by Ayase)】歌詞を考察！二人が会えぬ理由を深読み

YOASOBIの「夜に駆ける」を手掛けたコンポーサーのAyaseが楽曲提供した「再会（produced by Ayase)」。

コンコンと流れるリズミカルな曲調はカラオケでもランキング上位に入り込む冬の恋愛ソングとして話題になりました。

会いたいけれど会えない人を想う遠距離恋愛中の人には特に胸にささるのではないでしょうか。

YOASOBIコンポーサーのAyaseとアニソン歌姫であるLiSA、ドラマ主題歌に何度も抜擢されるUru。

人気の三人による共同楽曲は話題になり、ソニーのCMソングとしても有名になりました。

遠い町で大切な人を想う切なく淡い恋心を描いた歌詞を独自の視点で考察していきます。

なかなか会えない二人にとってさよならをするのはとても辛く寂しい瞬間になります。

それでも会っている時間を少しでも幸福にできるように二人は過ごしているのです。

会える時間が限られているからこそお互いに気遣い、相手に寂しい思いをさせないようにしています。

辛いのはお互い様です。

お別れのときに自分の感情をぶつけても状況が変わらないことを二人はわかっています。

だから寂しい気持ちを押し殺しながら笑ってさよならをするのです。

明日また会えるかのように振る舞うことはどれほど辛いことでしょうか…。

相手を安心させようとして、いい形でこの幸福の時間に幕を引こうとする二人。

ですが溢れる気持ちは隠しきれず、涙で視界を滲ませている切ないシーンが思い浮かびます。

涙が頬を伝うのではなく、ぐっと涙をこらえる強い気遣いがうかがえますね。

会えない時間は無情にも長く感じてしまいます。

早く会いたい…。

二人には行きたい場所や見たい景色がたくさんあるのです。

それでも遠すぎる二人の距離が邪魔をして会うことができません。

冬の景色を眺めながら、次に会える日を楽しみにしている姿が歌詞から想像できます。

会いたい気持ちを押し付けてしまえば相手にとってもどうしようもなくただ辛いだけです。

現状を変えることはできません。

わかっているからこそわがままも言えず、何もできずにそっと会えない夜を数えています。

二人の未来を思い描くことしかできない歯痒さがありながらも相手を大切に想う恋心に心が温まりますね。

会える日まで待つことしかできない二人の距離…。

今できることは相手の幸せをただ願うことのみです。

今何しているかな？あの人が住む町でも雪は降っているかな？

同じ気持ちで相手も自分を想ってくれているだけでこの寂しさを乗り越えられます。

二人が同じ未来を見ているのか、離れている今は確かめることがとても難しいです。

気をしっかり持たなければ不安しか残りません。

そんな壊れてしまいそうな自分の気持ちが溢れ出さないようにぐっとこらえるのです。

ただ願うことしかできない…控えめだけどとても強い心がサビのメロディとともに溢れています。