Uru「フリージア」ってどんな曲?

uru「フリージア」の魅力が詰まった歌詞に迫る!『鉄血のオルフェンズ』新EDテーマ♪【動画あり】の画像

「フリージア」は2016年10月26日に発売されたUruの3rdシングルです。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第2期のエンディングテーマ曲としても話題になった楽曲です。

また、同シングルには、MBS開局65周年記念ドラマ「しあわせの記憶」の主題歌である「娘より」が収録されたことでも話題になりました。

曲名が「フリージア」になった理由は?

Uruが以前インタビューで話していたのは、タイトルになっている「オルフェンズ」(Orphan)という言葉は孤児という意味であることから、花の萼から直接花びらが出ている姿がたくましいと感じたフリージアとイメージが重なり、曲名に据えることにしたということでした。

フリージアの花言葉には、「親愛の情」や「純潔」という意味があるそうです。

家族のような仲間たちと、過酷な戦場を生き延びていく少年たちの姿とも重なりますね。

また、花ということから、決して散らない鉄の華ということで、鉄華団という名前の組織を立ち上げて戦いへと駆け出して行った少年たちの物語とリンクするタイトルとも言えるのでしょう。

「フリージア」のMVが見たい!

上の動画Uruの「フリージア」のMVです。

宇宙をイメージした光の演出が幻想的な映像ですね。

エンディング曲であったことから、MVを見るとアニメの内容が頭をよぎり、涙が止まらないというファンも多かったようです。

ぜひ美しい光の世界と切ない歌声に浸ってください。

Uru「フリージア」の歌詞の意味

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ここからは、Uruの「フリージア」の歌詞解釈をしていきます。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」を見ていた方は、その内容を思い出しながら、見ていなかったという方も、過酷な戦場を戦い抜いた少年たちの絆に思いを馳せながら、歌詞の世界観に浸ってもらえればと思います。

残るものは何もないとしても今は前へ進むしかない

漂う宇宙(そら)のどこか遠く
祈り通ずる惑星(ほし)があるとしたら
僕らはそこへ向かうだろうか
そして何を祈るのだろう

果たせなかった約束や
犠牲になった高潔の光
残る物など何もないとしても
今は信じた道をただ進め

出典: https://twitter.com/fact2192/status/858329847034036224

「漂う宇宙(そら)のどこか遠く祈り通ずる惑星(ほし)があるとしたら」、そこへ行くのか、行くとして何を願うのかと自分に問いかける歌詞。 思い返せば「果たせなかった約束」、「犠牲になった高潔の光」と、失った仲間を思い出しているのがわかります。

「残る物など何もないとしても」、「今は信じた道」を進むことこそが、先に逝ってしまった仲間たちのためだと言い聞かせているのですね。

祈りが通じる星などないという現実は、少年たちにはよくわかっています。

それでも、そんなことに思いを馳せてしまうほど、戦いが過酷であることが現れている歌詞ですね。

絆を力に、今を、明日を生きる

希望のはな 繋いだ絆が
今僕らの胸の中にあるから
決して散ることはない
生きる力

希望のはな 繋いだ絆を
力にして明日を強く咲き誇れ
戻る場所なんてない辿り着くべき場所へと
迷いのない旗を高く掲げて
今を生きていく

出典: https://twitter.com/a30503at/status/924597554070691840

「希望のはな」という言葉は、オルフェンズに出てくる、鉄華団の名前ともリンクしているのでしょう。

「繋いだ絆が今僕らの胸の中にあるから」自分たちの希望の花は散ることはない、そして生き続けるという力強い歌詞。 そして、「繋いだ絆を力にして明日を強く咲き誇れ」という歌詞。

仲間を失っても、散った仲間のために、そして共に戦う仲間のために、戻る場所のことなど考えないのです。

自分たちの目的と意志を示す「旗」を掲げて「今を生きていく」こと。

それは幾多の死線を乗り越えた少年たちが過酷な運命の中で見つけた決断だと言えるでしょう。